ヴィヴィアンウエストウッドの高価買取を実現

ヴィヴィアン・ウエストウッドは「パンクの女王」の異名を持ち、ロンドンのパンクファッションの火付け役になりました。歴史は1971年にヴィヴィアン・イザベル・スウェアがとマルコム・マクラーレンと共にオープンした「レット・イット・ロック」が始まりです。マルコム・マクラーレンはヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインした服を着させてデビューさせた反社会的ロックバンド「セックスピストルズ」の仕掛け人として有名。彼らが起こしたパンクムーブメントはヴィヴィアン・ウエストウッドのパンクファッションを1ジャンルとして定着させました。1983年パリコレに発表、トップブランドとして昇り詰めて行きます。アンチモードを提唱してきたヴィヴィアン・ウエストウッドは今ではイギリスで勲章を受ける程の世界のトップデザイナーになっています。

アヴァンギャルドなパンクファッションで世界に衝撃を与えた「ヴィヴィアン・ウエストウッド（Vivienne Westwood）」。過激とも取れるそのファッション性から彼女は「パンクの女王」とも呼ばれています。しかし、デザイナーとしての功績は素晴らしいものでイギリスのエリザベス女王から「大英帝国勲章2等勲爵士」を与えられています。反体制とも取れるファッションをプロデュースしている彼女が高位の勲位を受勲した事は驚きでもありました。
ブランドの設立者である「ヴィヴィアン・イザベル・スウィア」は1941年イギリスに生まれます。画家を目指したいた彼女は元々は美術の教師でした。ブランド名である「ウエストウッド」は教師の頃に結婚した最初の旦那さん（1965年に離婚）の名前です。美術教師であった彼女がなぜファッション界に身を置くようになったのか…それは当時流行していたビートルズやモデルのマリー・クワントの影響があり大学に再度入学、その時に出会ったのがブランド成功に欠かせない存在になる無政府主義政治団体で活動していたマルコム・マクラーレンでした。
1971年の12月にマルコム・マクラーレと共にロンドンで「LET IT ROCK（レット・イット・ロック）」を開店、これがブランドの起源となります。当時の流行はヒッピー、しかしこれを真っ向から否定したロックなファッションはロンドンの若者から絶大な支持を得る事となります。その後ブティックの名を「Too Fast to Live, Too Young to Die」、「SEX」と変更。1974年には映画「肉体の悪魔」の衣装デザインを担当しています。
1975年にはヴィヴィアン・ウエストウッドを一気にトップブランドに成長させる出来事が起きます。「SEX」の常連客でもあったジョニー・ロットンやシド・ヴィシャスのパンクバンド「SEX PISTOLS（セックス・ピストルズ）」のマネージャーにマルコムが就任し大ヒット、メンバーにはヴィヴィアンの服を着させていた事からヴィヴィアン・ウエストウッドの名も世界に知れ渡る事となりました。
1979年にはブティック名を「ワールズ・エンド (World's End) 」とし現在まで続いています。1983年にはパリコレクションに出展、1993年にはレディース部門をファーストライン「ヴィヴィアン ウエストウッド ゴールド・レーベル」とセカンドラインの「ヴィヴィアン ウエストウッド レッド・レーベル」の二つに分割、1998年には「アングロ・マニア」を開始し現在でもファッション界をリードするブランドとして攻めの姿勢を貫いています。ちなみにヴィヴィアン・ウエストウッドの象徴でもあるロゴ「オーブ（Orb)」は「未来と伝統の融合」を意味しています。