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VINTAGE
  • 2021年8月27日
  • 2021年8月15日

ダイヤモンド以外の婚約指輪はアリ?ナシ?

ダイヤモンド以外にオススメの宝石などをご紹介します。

「結婚してください!」

プロポーズと同時に贈られるイメージが強い婚約指輪は、ダイヤモンドリングがほとんどと言われています。

けれども「婚約指輪はダイヤモンドでなければいけない」という決まりがあるわけではありません。他の宝石を使った婚約指輪でもなんの支障もないのです。

今回は婚約指輪になぜダイヤモンドが使われるのか、婚約指輪のルーツ、ダイヤモンド以外にオススメの宝石などをご紹介します。

美しき輝きを放つのは、ダイヤモンドだけではありませんよ。

 

ダイヤモンドリングの歴史

ダイヤモンドリングが婚約指輪として利用され始めたのは15世紀ごろ。

それまでの婚約指輪は鉄や金で作られており、婚約の証明として身につけていました。

時は流れ15世紀。

ハプスブルグ家のマキシミリアン大帝が婚約する際、相手の女性マリアに贈った婚約指輪がダイヤモンドリングだったと言われています。

当時のダイヤモンドは目をみはるほど高価な宝石。

とても庶民には手が出なかったので、長い間貴族や富裕層にしかお目にかかれない代物でした。

ところが19世紀末になると、庶民にも手が届く宝石になります。

南アフリカで大きなダイヤモンド鉱山が発見され、ダイヤモンドが一気に広まったのです。こうして庶民もダイヤモンドリングを婚約指輪として使用するようになりました。

高級ジュエラーたちが美しさを限界まで引き出そうとこぞってダイヤモンドを研究し、その結果生まれたのが現在でも見かける「ティファニー・セッティング」です。

ダイヤモンドを6本の爪で支えたリングは、キラキラとまばゆい輝きを放ち、女性たちを虜にしてやみません。

 

  • 婚約指輪にダイヤモンドが選ばれる理由

婚約指輪にダイヤモンドが選ばれる理由

現在では、婚約指輪の相当数はダイヤモンドがあしらわれています。

なぜ婚約指輪にはダイヤモンドなのでしょうか?

それは、ダイヤモンドが安定した価値のある宝石だからです。

そもそも婚約指輪には3つの役割があると言われています。

1つめは「婚約の証」。

身につけた人が婚約中であることを一目で識別できるようにするための指輪ということ。

2つめは「決意の証」。

婚約指輪を身につけることで、結婚という新生活に向けて心意気を新たにするということ。

そして最後の3つめは「ふたりの財産」。

婚約指輪は非常に高価なものですよね。

ダイヤモンドが使われる前の婚約指輪も、金などの高価な指輪を使っていました。

結婚した若いふたりには、これから困難が待ち構えているかもしれません。時としてどうしようもなくなったときには、価値のある婚約指輪をお金に換えることもあったのです。

その名残がダイヤモンドと言えるのではないでしょうか。

ダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物と言われており、よほどひどい使い方をしない限り割れたり傷ついたりすることはありません。

さらに、ダイヤモンドは現在デビアス社によって事実上流通量を支配されているため価格が安定しています。ですからいつでもほぼ変わらない価値を維持している宝石なのです。

つまり、ダイヤモンドは価値の下がりにくい財産になるということ。

もっとも現在では、一度指輪に加工されたダイヤモンドは安く買い叩かれてしまいます。

それでも、全くの無価値とも言えません。

ブランド品買取店やジュエリー買取店に持ち込めば、それ相応の値段がつくはずです。

このような理由から、婚約指輪にはダイヤモンドが選ばれてきました。

 

  • ダイヤモンド以外の婚約指輪が密かな人気に

ダイヤモンド以外の婚約指輪が密かな人気に

しかし今では、ダイヤモンド以外の婚約指輪に注目が集まっています。

きっかけはキャサリン妃に贈られたサファイアの婚約指輪ではないでしょうか。

2011年にケンブリッジ公ウィリアム王子とご結婚されたキャサリン妃。

キャサリン妃が身につけているのは、12カラットのサファイアを小粒のダイヤモンドが囲んだリングです。

サファイアには王家を守ってくれるという言い伝えがあり、ロイヤルジュエリーとしてよく利用されてきた歴史がありました。

それでもこの婚約指輪は世間の注目の的になりました。

実はこのサファイアリング、もともとはダイアナ元妃がチャールズ皇太子から贈られたものだったのです。吸い込まれそうな深い青色のリングは、時を超えて受け継がれているのですね。

ロイヤルファミリーのファッションはマネしたくなるものですよね。

キャサリン妃のサファイアリングが報道されるや否や、サファイアで婚約指輪をつくるカップルが激増したそう。

 

  • ダイヤモンド以外で婚約指輪にオススメの宝石

  • サファイア

サファイア

気高く気品溢れる青色の宝石サファイア。

知性や冷静さを象徴するパワーストーンでもあります。

これからの困難をふたりで力を合わせて冷静に乗り越えていくのにふさわしい宝石です。

幸運を招くサムシングブルーのアイテムとしても人気。

センターストーンにしてもよし、サイドに配置するもよし。

でも定番の使い方は、指輪の裏面に埋め込むもの。

さりげないオシャレが楽しめますね。

周囲からは見えない位置なので、男性でも取り入れやすいという利点も。

 

  • ルビー

ルビー

炎のような鮮やかな赤色を振りまく宝石ルビー。

情熱を象徴するパワーストーンとしても大変人気の高い宝石です。

相手への熱い想いをルビーに込めてみてはいかがでしょうか?

センターストーンなら周囲の目線を釘付けに。

ダイヤモンドのサイドストーンにすれば色調豊かに。

指輪の裏面に埋め込めば秘めたる情熱を表せそうです。

前向きなパワーをあたえてくれるルビーは、欧米の婚約指輪により利用されています。

 

  • エメラルド

エメラルド

新緑を連想させる緑がまぶしい宝石エメラルド。

宝石の女王とも呼ばれ、クレオパトラも愛したと言われています。

ヒーリング効果があるとして健康維持に利用されてきました。

比較的柔らかい宝石なので、大ぶりのセンターストーンはあまりオススメしないかも。

センターに使うなら破損しにくいエメラルドカットが良いでしょう。

サイドストーンに使うなら凹凸を少なく小さめの石を選びましょう。ワンポイントにエメラルドグリーンが入っていると引き立ちますよ。

オススメは裏面への埋め込み。

傷が付きにくいので、普段使いしても問題ありません。

 

  • パール(真珠)

パール(真珠)

温かみのある色が目に優しい宝石パール。

健康や富を石言葉に持つ、縁起の良い宝石です。

女性らしさを引き立ててくれるパワーストーンでもあるので、婚約指輪にも最適。

冠婚葬祭でも使えることから、実用的な宝石でもあります。

普段から婚約指輪を身につけたいなら、パールがオススメ。

センターストーンに大粒のパールを1つあしらうだけで、圧倒的な存在感を放ちます。

 

  • まとめ

婚約指輪はダイヤモンドじゃなくてもいい

婚約指輪にあしらう宝石は、ダイヤモンドでなくてもいいのです!

実際に多くのセレブや芸能人は、カラーストーンを使った婚約指輪をプレゼントされていますよね。

そもそも本当に大切なのは、婚約指輪に乗っている宝石ではなく、ふたりの想いのはず。

婚約指輪を選ぶ過程もふたりで楽しみ、愛情を育んでくださいね。