誕生石一覧~特別な人へ特別なジュエリーを~
がんばってきた自分へのご褒美に・大切なあの人への贈り物にジュエリーをプレゼントするなら、誕生石を意識したアクセサリーを選んではいかがでしょうか?
誕生石とは1月から12月までの各月にあてはめられた宝石のこと。
自分の誕生石を身につけていると、幸運が舞い込むと言われています。
今回は月ごとの誕生石とその石言葉や特徴をまとめました。
この記事で誕生石を確認し、幸福を願ったステキなジュエリーをお贈りくださいね。
-
誕生石とは
誕生石とは、各月にあてがわれた宝石のことです。
そのルーツは意外に古く、そして宗教的なもの。
旧約聖書に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石、もしくは新約聖書で描かれた城門の12個の土台石がルーツと言われていますが、はっきりとは分かっていません。
ただ新約聖書や旧約聖書が作り上げられた時代にはすでに「誕生石」という概念が存在したことを示しています。
誕生石はその後、世界中を商いして周ったユダヤ商人たちによって広まっていったそうです。
各国に広まった誕生石という概念は、国の産出量や思想などの違いにより、ばらつきがでてきました。
そこで1912年、アメリカの宝石業界が誕生石を統一したものを発表。
次いで1958年に全国宝石商組合が日本国内の誕生石を制定しました。
今回ご紹介するのは、日本における誕生石です。
-
1月:ガーネット
石言葉:貞操・忠実・真実・友愛
和名は柘榴石。赤い石が有名ですが、緑やオレンジ、ブラックなど40種類以上のカラーバリエーションが存在します。青色以外のほぼ全色が揃う、虹のような宝石なのです。
ガーネットは身につけた人の心を元気にし、自信をつけさせてくれると言われています。
そのため達成したい目標がある人や、自信がなくて引っ込み思案になっている人にオススメの宝石です。
ガーネットの語源はラテン語の「種」。
生命力の象徴として古くからお守りにもされるほどのパワーを秘めているとされています。
-
2月:アメジスト
石言葉: 誠実・心の平和・高貴
和名は紫水晶。清らかささえ感じられる明るい紫に、光を反射した薄赤が魅力的な宝石です。淡いライラックから濃紫色まで、「紫」を幅広くカバーしています。
アメジストは愛の守護神とも呼ばれ、恋愛運を上昇させてくれるパワーを持っていると言われています。結ばれたい相手がいる人や、パートナーと末長く愛情豊かな生活を送りたい人にオススメです。
また、枕の下にアメジストを置くと有益な夢が見られるという言い伝えもあります。宝くじなどの購入前には枕元にアメジストを置いて、夢の中で数字をチェックしてみては。
アメジストの語源は、ギリシア神話に登場する少女の名前です。
-
3月:アクアマリン・サンゴ
石言葉:聡明・勇敢(アクアマリン)長寿・幸福(サンゴ)
透明感のある澄んだ青が象徴的なアクアマリンは、海を連想させてくれる爽やかな宝石です。和名は藍玉。
コミュニケーション力を高めてくれるとして、人と仲良くしたいときに力を発揮すると言われています。
多くの人を統べる管理職や社長、大事な会議が控えている人にオススメです。
アクアマリンの語源は、ラテン語の「水」(アクア)と「海」(マリン)からきています。
人魚が船乗りに恋をして、実らぬ恋を嘆きこぼれ落ちた涙がアクアマリンとなったという説も。
海で採れる宝石サンゴは、血赤と呼ばれる真っ赤なものが最高品質と言われています。その輝きは他の宝石とは全く異なる艶やかな煌めきを放ちます。英名はコーラル。
サンゴは生命力を高めると言われており、出産後の妊婦や長期旅行のお守りとして人気の高い宝石です。
お子様の健やかな健康を願って身につけさせるのもオススメ。
英名コーラルの語源は、ギリシア語の「海の人形」(コラリオン)から。
現在でも海の宝玉として、ジュエリーに限らず様々な装飾品に施されています。
-
4月:ダイヤモンド
石言葉:純潔・無垢・純愛
地球上で最も硬い石であり、透明感と強い輝きを内包する宝石です。和名は金剛石。
ビクトリア王朝以降は婚約指輪にダイヤモンドの指輪を贈ることが定着し、永遠の愛の象徴として現在でもその風習は続いています。
ダイヤモンドは身につけた主人を不幸から守ると言われていますので、婚約者を不幸から守るためとも考えられますね。
知恵を授けて前向きにさせてくれるパワーを秘めているとされていますので、婚約者への贈り物以外にも、壁にぶち当たって悩んでいる人へのプレゼントにオススメです。
ダイヤモンドの語源は、ギリシア語の「征服されざるもの」(アダマス)から。
-
5月:エメラルド・翡翠
石言葉:幸福・知性・未来(エメラルド)忍耐・調和・飛躍(翡翠)
「宝石の女王」とも呼ばれるグリーンの宝石エメラルド。和名は翠玉。
クレオパトラも愛用していたとされるほどに多くの女性たちから寵愛されてきました。
古くから健康に良いとされ、特に眼病予防に利用されてきた歴史があります。
また、叡智や直感力を高める効果があるとされ、成功や幸福に導いてくれる宝石とされてきました。
クリエイティブな仕事をしている人や、幸運を呼び寄せたい人にオススメの宝石です。
語源はサンスクリット語の「緑の石」。
日本を含めたアジアで高い人気を誇る宝石のひとつが翡翠です。英名はジェイド。
みずみずしく透明感のあるグリーンの宝石は、古来より宝飾品だけでなく、勾玉や武器の装飾などに利用されてきました。
翡翠は別名「奇跡の石」とも呼ばれています。
主人の潜在能力を引き出し成功へのチャンスを与えてくれるとされていて、名誉や権力を手にできる石として王族や貴族が好んで身につけていました。
出世したい人や、もっと高みに登りたい人にオススメの宝石です。
ジェイドの語源はスペイン語の「側面の石」と言われています。
体調の悪い人の体の側面をジェイドでなでると、腎臓結石が治ると信じられていたことに由来しています。
-
6月:パール・ムーンストーン
石言葉:純粋無垢・健康・富(パール)健康・幸運・恋の予感(ムーンストーン)
パールの和名は真珠。
何者にも染まらない白からクリーム色、黒色まで多様なカラーバリエーションが揃っています。
身につけると美しくなれると言われており、愛の女神アフロディーテの象徴ともされてきました。
恋愛成就や家族の健康維持などを願うならパールがオススメです。
パールの語源ははっきりしていませんが、真珠の語源は紀元前の中国と言われています。
当時、海から採れる美しい石を「珠」と表現していました。
そこから真珠という言葉になったと推測されています。
月の光のようなシラー(光の筋)が美しいムーンストーン。
和名は月長石。
青みがかった光を放つブルームーンストーンが有名ですが、他にも無色や白、オレンジ、緑などが存在します。さらに光を当てると様々な色が出現するレインボームーンストーンと呼ばれるものも。
西洋では、月は女性の象徴ですよね。
同じくムーンストーンも女性のシンボルとして扱われてきました。
女性特有のイライラを抑えてくれたり、美容効果をもたらしてくれたりすると言われています。
女性らしさや若々しさを求める人にオススメの宝石。
宝石に名前のない時代から、世界各地で月の力を秘めた宝石とされて崇められており、1600年代ギリシア語の「月」(セレテニス)を冠せられ、英名に変化して今に至ります。
-
7月:ルビー
石言葉:情熱・仁愛・威厳
燃え盛る太陽のような真っ赤な宝石ルビー。和名は紅玉。
見るだけで元気がでてくるようなこの宝石は、困難や災厄に打ち勝つパワーを与えてくれると信じられてきました。
己に打ち勝ちたい人にオススメの宝石です。
語源はラテン語の「赤」(ラバー)。
ルビー鉱山は世界的にも少ないため希少な宝石として、ダイヤモンドに勝る値がつくことも。
-
8月:ペリドット・サードオニキス
石言葉:夫婦の幸福・和合(ペリドット)夫婦円満・愛の象徴(サードオニキス)
ペリドットはマスカットのような明るい黄緑が特徴的な宝石です。和名は橄欖石。
夜でもキラキラと輝くことから「イブニングエメラルド」「ナイトダイヤモンド」とも呼ばれています。
昔から災難から主人を守り、喜びを増大させる効果があると信じられてきました。
嫉妬や妬みを感じやすい人は、ペリドットを身につけることで前向きなエネルギーに変換できるかも。
語源はラテン語の「オリーブ」です。
縞模様が特徴的な宝石サードオニキス。和名は紅縞瑪瑙。
宝石に入る縞模様はひとつひとつ異なるため、「個を大切にする」という意味を持っています。
キレイな縞模様が折り重なっていることから、夫婦円満の象徴として扱われているパワーストーンです。
自分を大切にしつつも周囲との調和が取れるようになるとされており、良好な人間関係を築きたい人にオススメ。
「サード」は「秋」、「オニキス」は「縞」という意味です。
-
9月:サファイア
石言葉:誠実・慈愛・徳望
澄み切った真水をおしかためたような、深くみずみずしい青色の宝石です。和名は青玉。
精神を落ち着かせ、知性を高めてくれる効果が期待できるとされています。
自信をつけたい人にオススメ。
古来より哲学者や聖職者に広く愛用されていたようです。
語源はラテン語の「青」。
-
10月:オパール・トルマリン
石言葉:変化・創造・無邪気(オパール)調和・浄化・積極性(トルマリン)
光の加減で色が変化する不思議で美しい宝石オパール。和名は蛋白石。
宝石の色味が幾重にも変化することから、主人に柔軟性と想像力をもたらしてくれると言われています。
斬新な発想を求める人にぴったりの宝石です。
語源はサンスクリット語の「宝石」(ウパラ)から。
電気を引き寄せる性質を持つ宝石トルマリンは、古くから呪術や儀式に用いられてきました。和名は電気石。
プラスとマイナスを引き寄せる性質から、調和をもたらす、運気を引き寄せる効果があると言われています。
実際に、電気を通す性質に健康促進効果があるのではと期待されており、今後の実用化に向けて注目されている宝石です。
コミュニケーション力を向上させたい人にオススメ。
語源はシンハリ語の「小石」から。
-
11月:トパーズ・シトリン
石言葉:繁栄・希望(トパーズ)輝き・生命力・自信(シトリン)
トパーズは黄色やオレンジが美しく、太陽神の象徴としてもてはやされていた宝石です。和名は黄玉。
探し物が見つかるとの言い伝えがあり、恋人や望みのものを見つけやすくしてくれる石とされています。
平穏で幸せな未来を見つけたい人にオススメの宝石です。
語源はギリシア語の「探し求める」。
黄色を原色とした派手やかな宝石シトリン。和名は黄水晶。
黄金を彷彿とさせる色味から、古くから商売繁盛や金運アップの効果があるとされてきました。
新規開業を志す人や、金運を掴みたい人にオススメ。
語源はフランス語の「レモン」(シトリン)から。
-
12月:ターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト
石言葉:成功・繁栄(ターコイズ)宇宙とつながる石・幸運(ラピスラズリ)冷静・高貴(タンザナイト)
「空の石」とも呼ばれるターコイズは、まるで雲のない青空を切り取ってきたかのようなスカイブルーが印象的な宝石です。和名はトルコ石。
とにかく正のエネルギーがとても強いパワーストーンで、あやゆる負のエネルギーに打ち勝つ力を持っていると信じられています。
魔除けや幸運をもたらす宝石には、ターコイズがベストです。
語源はフランス語の「トルコの石」から。
地球の文化史における「最古の宝石」と言われているのがラピスラズリです。和名は瑠璃。
深い群青色は引き込まれそうなほど美しく、どこまでも青く輝いています。
古代エジプトでは「聖なる石」として崇められた歴史を持ち、日本でも「瑠璃色」と宝石の名を一般の色にまで当てはめるほど広く普及していました。
世界中で最強の聖石として扱われているように、強力なエネルギーで邪気を払い幸運を呼び寄せるパワーストーンとして今でも利用されています。
「ラピス」が「石」、「ラズリ」が「空」から由来しています。
世界的ジュエラーであるティファニーが広く普及させた宝石がこのタンザナイトです。和名は灰簾石。
澄み渡る夜空を写し取ったかのような深い青色は、光の条件により色合いが変化する妖艶な性質を持っています。
冷静な判断力や知力、そして前に向かって進む力を与えてくれるとして、困った時のお守りによく使われる宝石です。
語源は「タンザニアの石」。
タンザニアの鉱山ではじめて発見され、この名がつけられました。
-
まとめ
誕生月ごとに誕生石とその石言葉や語源などをご紹介しました。
贈りたい人の誕生石はどれだったでしょうか?
どの宝石も素晴らしいパワーを秘めた魅力溢れる宝石です。
きっと大切な人を守り、幸福な未来へと導いてくれることでしょう。