腕時計のケースサイズの選び方〜おすすめサイズもご紹介♪
腕時計の顔とも言うべきケースは、そのサイズが変わるだけであなたの印象を劇的に変えてしまいます。
せっかく購入するのですから、着用時のファッションともベストマッチするケースサイズを選びたいものですよね。
そこで今回は、メンズ腕時計のケースサイズの選び方についてご紹介します。
ケースの形もまとめてありますので、この記事を読むだけであなたにぴったりのケースが選べるようになりますよ。
-
そもそも腕時計のケースとは
ケースとは、文字盤やムーブメントなどを収めている外側の容器のことです。
デザイン性だけでなく、中の機械が壊れないように守るための堅牢性も求められます。
文字盤がデジタルかアナログかの違いだけでも印象が大きく異なりますし、さらにダイヤモンドがついていたり蛍光塗料が塗布されていたりと個性的なケースが豊富に揃っています。
つまり腕時計のケースは、その人のファッションセンスそのものなのです。
TPOを意識しつつもあなたの個性を知らしめるアイテムとして存分に活用なさってください。
-
腕時計の適切なケースサイズとは
メンズの場合、手首幅の6〜7割程度がベストとされています。
手首周りの長さをメジャーで測ってみましょう。
たとえば手首周りが55mmなら、33〜39mmのケースサイズが適切です。
骨太で手首周りが70mmある人なら、42〜49mmのケースサイズが良いでしょう。
ケースが大きすぎるとゴツい印象をもたらしますし腕時計自体が重く感じます。
逆に小さすぎると華奢な印象になる上に視認性が低くなるかもしれません。
なおビジネスシーンで着用するなら45mm以上のオーバーサイズは避けた方が無難です。
ケースが大きすぎるとスーツの袖口に収まらず、不恰好になってしまうためです。
プライベートで着用する予定なら、個性をアピールできる大き目のケースを選んでも良いかもしれませんね。
-
自分に合うケースサイズの選び方
では適切なケースサイズであれば何でもマッチするのでしょうか?
答えは「NO」です。
腕時計は時計を確認するためのものだけではなく、ファッション小物としても認識されています。
ですからサイズが合っていればどれを選んでも似合うわけではないのです。
腕時計選びで失敗しないために、下記の2段階チェックを踏みましょう。
-
ケースサイズをチェックする
まずは自分の手首幅を測っておき適切なケースサイズをメモしてください。
その上で、気になる腕時計のケースサイズをチェック。
あまりにも適切なサイズからかけ離れている個体は省きましょう。
-
試着してつけ心地を確かめる
実店舗に足を運べるなら必ず試着してください。
腕時計は、遠くから見た状態と着用した状態では見え方が異なります。
なぜなら腕が丸みを帯びているからです。
また写真やショーケースは腕時計が最も美しくカッコよく見えるように設置されているものです。
普段のあなたに馴染むかどうか確認するためにも、できる限り試着されることをオススメします。
またケースのつけ心地も重要なポイントですよね。
ケースは手首に沿って湾曲しているものや平らなもの、逆に膨らんでいるものがあり、手首につけた時にしっくりくるかどうかも大切です。
つけ心地が悪いとすぐにお蔵入りしてしまうかもしれませんから、試着して楽につけていられるかもチェックしましょう。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/datejust.html
-
一般的なメンズ腕時計のケースサイズ
腕時計のケースサイズは一般的な男性の手首周りの長さから、35mm〜45mmのものが主流です。
たとえばロレックスでは30〜45mm程度の幅がラインナップされています。
日本人男性でも違和感なく着用できるサイズ展開です。
オメガなら28〜45mm程度。
小さなサイズが揃っているのは女性とペアでの着用を狙っているのかもしれません。
パテックフィリップのメンズ向けは33〜42mm程度です。
エレガントでシンプルなデザインなので、小さめでもその存在感は格別。
(出典)https://www.panerai.com/jp/ja/collections/watch-collection/submersible/pam01616-submersible-carbotech—47mm.html
-
45mmオーバーサイズ
かなり大きめでインパクトを与えやすいサイズです。
視認性が良いこともメリットですね。
ただし大きいが故に、重いことがデメリットになります。
購入前には必ず試着してください。
「思ったより重かった」と後悔する人もいるようです。
ビジネスシーンでは存在感がありすぎてマッチしないので、プライベート限定で着用するのが良いでしょう。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/m116518ln-0076.html
-
40mm〜45mm
以前は「デカ厚」と呼ばれていたサイズです。
存在感と装着感、視認性が適度なバランスを取っています。
どのメーカーも40mm〜45mmを多数作成していますから見つけやすいのも特徴です。
ただし日本人男性の腕には少し大きいかもしれません。
大きいケースサイズや厚みがある個体はスーツの袖口に収まらない可能性がありますので、ビジネスシーンで着用するならアンダーサイズを選んだ方が良いでしょう。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/day-date/m128396tbr-0003.html
-
40mmアンダーサイズ
一般的な日本人男性にベストマッチするのがこのサイズです。
ビジネスでもカジュアルでも使い勝手が良く、はじめてのハイブランド腕時計を身につけるならぜひこのサイズから探してください。
適切なサイズではあるものの、急速に普及した大型スポーツモデルと比較すると物足りなさを感じるかもしれません。
-
ケースの形で印象チェンジ!
ケース選びの際はサイズだけでなく形も大切ですよね。
ここでは主なケースの種類と特徴をご紹介します。
-
ラウンド
最もベーシックなタイプです。
ビジネスシーンもフォーマルも、そしてカジュアルシーンでも難なく溶け込める万能型。
はじめて購入するなら豊富なラインナップが揃っているラウンドタイプから選んでみては。
(出典)https://onl.sc/nQbMbTC
-
レクタンギュラー
縦長の長方形タイプのケースです。
ラウンドタイプよりも大人びた印象をもたらしてくれます。
高級感のあるデザインでよく見かけるケースタイプです。
ビジネスシーンによく合います。
(出典)https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/lukia/ssvw196
-
スクエア
正方形タイプのケースです。角型やカレとも呼ばれます。
モダンな印象を醸し出す個性的なケースです。
ただしフォーマルシーンには向いていません。
普段のビジネスシーンや休日のプライベートシーンで着用するようにしましょう。
-
オクタゴン
8角形のタイプがオクタゴンです。
ロレックス1920年代製造個体などアンティークモデルでよく見られます。
遠目にはラウンドタイプに見えますが近寄るとかなり個性的です。
休日のカジュアルシーンにオススメ。
(出典)https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/h11221650-american-classic-quartz.html
-
トノー
樽のような形状のケースです。
長方形ではなくやや丸みを帯びた優しい印象が特徴。
オメガにオンティークモデルなどで見られます。
(出典)https://www.panerai.com/jp/ja/collections/watch-collection/radiomir/pam01244-radiomir-eilean.html
-
クッション
完全なラウンドではない「丸みを帯びた四角形」の形状がクッションと呼ばれています。
トノーよりもさらに柔らかな印象で、ビジネスからカジュアルまでそつなくこなせる可能性を秘めています。
-
アーモンド
レディースウォッチでよく見られるタイプです。
上下を絞り左右は丸みをもたせたまさにアーモンド型。
「ハロー張りネズミ」や「やまとなでしこ」「龍の道」など数多くのドラマや映画で着用されてきたロレックスのカメレオンで採用されています。
華奢な印象を持たせてくれるケースタイプです。
-
まとめ
腕時計の最適なケースサイズは手首周りの6〜7割と言われています。
視認性を妨げずデザインがよく映え腕にマッチする大きさです。
ですがこれはあくまで一般的な話。
気になった大きさの個体を試着して、最も気に入ったものがあなたのベストサイズのはず。
大きさにこだわりすぎずに、腕時計選びを楽しんでくださいね。