ロレックス愛好家には欠かせない自動巻き上げ機の選び方
ロレックスやパテックフィリップ等の高級腕時計はそのほとんどが機械式。
動作音に味があり見た目も重厚で、気品あふれる装飾品です。
しかし定期的にゼンマイを巻き上げないと突然止まるというデメリットも兼ね備えています。
止まってしまったロレックスをそのまま自宅に飾っている方もおられるのではないでしょうか?
そこで登場したのが自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)です。
自動巻き上げ機がゼンマイを巻き上げてくれるので、ゼンマイ巻き上げを忘れてしまっても大丈夫!
ただし巻き上げ機は機種によって様々。
誤った機種を選ぶと腕時計の破損につながってしまいます。
今回はここ10数年で急激に普及した自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)について、選び方や使い方を紹介いたします。
お手持ちの腕時計に合った自動巻き上げ機を選んで、巻き上げ作業から解放されましょう!
ロレックスにも欠かせない自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)とは
(引用 https://ifudo.co.jp/products/category_hobby/ifd120-121/index.html)
自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)とは、腕時計のゼンマイを自動で巻き上げてくれる装置のことです。
一般的にはケース状になっており、中に巻き上げたい腕時計をセットするとゼンマイを巻いてくれます。
腕時計の保管ケースとしても優秀で、複数の腕時計を収納し、かつ美しく魅せてくれる機種も。
マホガニー調のケースやLEDライトが照らすものまで、インテリアとしても侮れません。
自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)の選び方
(引用 https://royal-hausen.jp/)
自動巻き上げ機は幅広く発表されていますので、お好みのものを選ぶのが一番!
ですが腕時計のことや収納スペースのことを考えるなら、下記の点について考えてみるのも良いでしょう。
なおどの自動巻き上げ機を選ぶにしても、回転方向は絶対に確認しておきましょう。
回転方向
自動巻き上げ機には3パターンの巻き上げ方向があります。右巻き・左巻き・両巻き(右巻き左巻きどちらも対応できる)です。
お手持ちの腕時計の巻き上げ方向がどちら向きかを必ず確認してから購入しましょう。
腕時計の説明書に「この腕時計は○方向に巻き上げます」と明記されていることはほとんどありません。
ですから自分の手で巻き上げて、巻き上げ方向を確認する必要があります。
なおロレックスは両回転式が主流。つまりどの自動巻き上げ機でも対応可能ということです。
しかしオールドロレックスには一方向のみ対応の個体もあるかもしれません。
念のため巻き上げ方向を確認してから自動巻き上げ機を選択してください。
もし巻き上げ方向が分からない場合は、両巻きの自動巻き上げ機を選ぶのが無難です。
時計の本数
(引用 https://royal-hausen.jp/)
自動巻き上げ機にセットしたい本数を事前にチェックしましょう。
1〜3本をセットできる巻き上げ機が最も豊富に出回っていますが、10本以上を同時に巻き上げられる機種も存在します。
数本が小箱の中で光を反射しながら回転する様子は見る人をうっとりとさせてくれます。
一方で、十数本が一気に回転する様は圧倒的な存在感を放ちます。
「巻き上げるのは2〜3本でいいけど、他の時計も一緒に飾りたい」
という方もおられますよね。
巻き上げる箇所とは別に、腕時計の収納スペースを設けた機種もあります。
使う腕時計だけ巻き上げて残りはディスプレイしておく、というもの乙なものです。
給電方式
自動巻き上げ機の給電方式は主に「コンセント方式」「電池方式」の2種類です。
コンセント方式はパワフルなため、巻き上げ本数の多い機種によく見られます。
しかしコンセントから距離を取れないため、理想の配置にできない可能性もあります。
持ち運びには不向きですので、自宅で定期的に巻き上げたいオーナーにおすすめです。
電池方式は軽くてコンパクトで場所を選びませんが、一度に大量の巻き上げを行うことはできません。
旅行や出張先で自動巻き上げ機を使いたいオーナーにおすすめです。
コンセント方式を自宅に備え付け、電池方式をカバンに入れておけば、急に時計の針が止まっても対処できますね。
動作音
基本的にどの自動巻き上げ機も動作音を極力抑えた作りになってはいますが、完全な無音とはいきません。
就寝後に最も使う頻度が高いでしょうから、音に敏感な方やペットを飼っておられる方などは、購入前にどの程度の音量なのか確認しておきましょう。
見た目
(引用 http://www.europassion.co.jp/boxy/)
自動巻き上げ機はインテリアとしても素晴らしい可能性を秘めています。
そもそも中に入れるのはロレックスのような高級腕時計なのですから、高級腕時計にふさわしい自動巻き上げ機を選びたいものですよね。
コスパを優先するならプラスチック製の機種を選びまよう。
巻き上げ性能があり価格は控えめです。
部屋との調和や腕時計本体との兼ね合いを考えるなら、レザーやベルベットのような高級記事をふんだんに用いた機種や、高級マホガニーを惜しげもなく使用した機種がおすすめです。
高級腕時計に引けを取らず「安っぽさ」を微塵も感じさせません。
まさに誰もが羨むインテリアになるでしょう。
自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)の使い方
(引用 https://royal-hausen.jp/item/winder/wood/gc03-l88.html)
自動巻き上げ機の使い方はいたって簡単。
下記の3ステップで巻き上げを開始できます。
時計をセットする
ケースを開けて、巻き上げたい腕時計をセットします。
腕時計が外れないようターンテーブルにしっかり押し込んでください。
スキマがあると落下の原因にもなってしまいます。
スイッチを入れる
腕時計をセットし回転方向を設定したら、ケースを閉じてスイッチを入れます。
するとターンテーブルが回転し始め、ゼンマイの巻き上げが始まります。
自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)の注意点
(引用 http://esprima.jp/second/brands/items/lu2193014br.html)
機械式高級腕時計のオーナーにとても便利な自動巻き上げ機。
ただし使い方次第で困ったことになる恐れもあります。
回転方向を間違えると巻き上げない
腕時計のゼンマイには回転方向がありますので、その方向に回らなければいくら自動巻き上げ機に入れておいても巻き上げられません。
自動巻き上げ機にセットする前に、必ず腕時計の回転方向を確かめておきましょう。
磁気が腕時計に影響を与える可能性
自動巻き上げ機も機械ですから、磁気を発生させます。
磁気は腕時計の天敵ですよね。あまりに強い磁気を浴び続ければ、故障の原因になりかねません。
ただし自動巻き上げ機は「腕時計の巻き上げを行う機械」として開発・発売されています。
ですからモーターと腕時計に距離を開ける等の対策が講じられた機種がほとんどです。
ところがあまりに安価な機種の場合は、磁気帯対策が取られていないことも。
磁気帯が不安なオーナーは、磁気帯対策がされているか購入前にチェックしましょう。
自動巻き上げ機(ワインディングマシーン)も故障する
自動巻き上げ機自体も機械ですから、長期間使い続けていると故障する可能性もあります。
通常は数万円〜と決して安くはありませんから、使い捨てにはできません。
巻き上げ機の故障は痛い出費になるでしょう。
メーカーによっては自動巻き上げ機の修理もしてくれます。
高級感重視の高価な機種を購入する予定なら、修理可能かどうかも事前に確認しておきましょう。
まとめ
(引用 http://www.europassion.co.jp/boxy/)
機械式の高級腕時計のオーナーには、自動巻き上げ機の使用がおすすめです。
今回紹介しましたポイントを参考に、おしゃれでカッコいい自動巻き上げ機を選んでください。
自動巻き上げ機が1台あるだけで、巻き上げが楽になる上に、部屋の中がラグジュアリーに変身しますよ。