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  • 2024年11月1日
  • 2024年10月17日

家じまいや実家じまいの進め方〜不用品は買取業者に

重い腰を上げて、今年中に家じまいや実家じまいを済ませてしまいたいとお考えの人に向けて、シンプルで分かりやすい進め方を紹介いたします。
進め方を誤ると、親戚から非難を受けたり余計なお金がかかってしまったりするものです。
正しい進め方を知り、効率よく取り組みましょう。

家じまいや実家じまいは準備が大変

家じまいや実家じまいは、想像以上に大変です。
引越しは自分たちの都合だけですみますが、家じまいや実家じまいは「住居を移す」だけではないためです。
ゆっくり進める場合は半年以上かかる恐れもありますので、思い立った時点で動き始めましょう。
年齢を重ねると体が思うように動かなくなり、物を動かすこともおっくうになってしまいます。その前に家じまいや実家じまいを完了できるよう、早めに準備に取り掛かってください。

家じまいや実家じまいの進め方

家じまいや実家じまいを進めるポイントは、親戚や両親などとしっかり話し合い、今後の生活スタイルについて決めておくことです。
将来のことが決まっていれば、不測の事態が起こってもゴールに向かって進んでいけます。

家族や親戚と話し合う

家じまいや実家じまいをしたいということを、家族や親戚などと話し合いましょう。
仏壇があるならそれを誰が引き継ぐのか、実家に置いてある荷物はいつ引き取るのか、家を片付ける費用がどれくらいかかりそうで、誰がいくら負担するのかなど、決めることはいくつもあります。
そもそも、家じまいや実家じまいに反対する人もいるかもしれません。反対意見は無碍にせず、なぜ反対するのか、反対するなら家を引き継いでもらえないのかなどの交渉をしてみましょう。
最も重要なのは「家じまいなどに同意してもらうこと」です。家族や親戚の意思を1つにまとめあげてから進めましょう。

転居先を決める

家じまいなどをすることが決まったら、その後の住居を探しましょう。
近くのマンションに引越す、子どもと一緒に暮らす、サービス付き住宅に入居するなど様々な選択肢があります。
最も手間がかからないのは「近くのマンションなどに引っ越す」ことでしょう。
賃貸物件を見繕い、好みのマンションに引っ越します。
体力や判断力に衰えを感じるなら、サービス付き住宅もおすすめです。
困ったことがあっても誰かがいると思うと心強いですよ。
子どもが一緒に住もうと誘ってくれるなら同居も検討しましょう。
ただ、すでに子どもに家族がいる場合は揉める恐れが高いので慎重に。

不動産会社に査定を依頼する

不動産会社に家の査定を依頼しましょう。
複数の会社に依頼すると、安く買い叩かれずにすみます。
全国規模の大手2社と、地場2社の合計4社は最低依頼しましょう。
なお住宅ローンが残っている場合は、基本的に売却できません。
住宅ローンが残っている場合は、家の査定額から売却益を算出し、それを住宅ローンの完済に使います。
仮に売却益を全額使っても住宅ローンが完済できない場合は、手持ちのお金で補填することになります。
ローンの残債がある場合は、住宅ローンを組んでいる銀行にも相談してください。家の抵当権などの関係で書類が必要になりますので、一度早めに連絡し、状況を説明しておくことをおすすめします。

新居に持っていくものを仕分ける

新居に持っていくものと処分するものを仕分けます。
持っていく物は最低限に留めましょう。
後に必要になっても買い足せばすみますが、処分するタイミングを見誤るといつまで経っても余計なものに囲まれた生活になってしまいます。

  • 貴重品
  • 洗濯機などの生活用品
  • 思い出の品
  • 絶対に捨てたくないもの

思い出の品や絶対に捨てたくないものは新居に持っていきましょう。心の拠り所になりますし、処分すると後悔することになります。
持っていくものは上記4つに絞り、下記のような残りものは処分するか検討してください。

  • 1年以上使っていないもの
  • ボロボロのもの
  • 埃をかぶっているもの
  • 最後にいつ使ったか覚えていないもの
  • もったいないと手放さなかったが使っていないもの

悩ましいのは「もったいないけれど使わないもの」ではないでしょうか。
しかし「使わない」と思っている時点で手放した方が良いのです。
家じまいのタイミングで、思い切って処分してしまいましょう。

買取業者に査定を依頼する

家の中のものを仕分けたら、買取業社に連絡して不用品の査定をしてもらいます。
一部の業者は家まで来てくれますので、信頼できる業者に依頼しましょう。
処分品が多いと査定に1日〜数日かかるかもしれませんので、どのくらい処分品があるのか事前に伝えて、予定日数を聞いておくと安心です。
なお買取業社にはハイブランド専門やなんでもOKな買取業者、粗大ゴミなどを優良で引き取ってくれる業者などが存在します。

不用品を最も高く売却するなら、

  1. ハイブランド専門買取業者
  2. なんでもOKな買取業者
  3. 粗大ゴミなどを有料で引き取ってくれる業者

の順に買取査定を依頼しましょう。

新居に移る

すべての準備が整ったら新居に引っ越します。
水道やガス、電気、Wi-Fiなどの手続きを忘れないようご注意ください。
心機一転、新しい生活を心から楽しみましょう。

家じまいや実家じまいの不用品の処分方法

不用品は、すべてゴミに出せば処分できますが、買い取ってもらいお金にできることもあります。

ハイブランドや金などはハイブランド専門買取業者に査定を依頼する

ハイブランドのアイテムやゴールドバー、コレクション切手などは、高価買取が期待できます。
ハイブランド専門の買取業者に連絡して査定をしてもらいましょう。
査定に出す品物が多い場合は業者が家まで来てくれますので、買い取ってもらいたいアイテムについて、何がどのくらいあるのかを事前に伝えてください。
家じまいなどで必要になる費用が、売却資金で賄えるかもしれませんよ。

ノーブランド品は買取業者に持ち込む

ノーブランドの不用品はなんでも買い取ってくれる業者に持ち込みましょう。
こちらも業界によっては家まで査定に来てくれますので、あらかじめ点数を伝えておきましょう。
買取金額はさほど高くならないかもしれませんが、それでも捨ててしまえば0円です。少しでも将来使えるお金を増やしたいなら、ノーブランド品も捨てずに買取してもらいましょう。

粗大ゴミは役所や片付け業者に依頼する

冷蔵庫やエアコンなどを処分するなら、まず役所に相談してみましょう。
高齢者や障がい者などを対象としたゴミ出し支援サービスを行っている自治体もあります。相談すれば支援が受けられるかもしれません。
まずは自治体HPなどで調べてみましょう。
支援がなければ粗大ゴミ回収も行っている業者に依頼するか、粗大ゴミに出すかして処分します。業者に依頼する場合は粗大ゴミの引き取り手数料が発生しますのでご注意ください。
粗大ゴミに出す場合もゴミ処理券の購入が必要です。

細かな物はフリマアプリで売却する

細かいものはフリマアプリを使って売却しましょう。
いつ売れるか分かりませんので、新居で開始するのがおすすめです。
写真を撮ったり文面を考えたりと細々した処理が発生しますが、買い手と直にやりとりできるので楽しいですよ。
ただし必ず売れるとは限りません。確実に処分したい場合は買取業者に査定に出した方が早くて便利です。

まとめ

家じまいや実家じまいは非常に大変な作業です。
引越しと同じように考えていると後で後悔することになるかもしれません。まずは本記事を参考に流れを確認し、いつ何をするか決めていきましょう。