第15回|モンクレールの価値はどのくらい?その歴史と相場感
高品質で機能性も優れている上、ファッション性も高いモンクレールのダウンは、登山家から高い支持を得ていますが、山だけでなく街中でも着こなせるアイテムとして幅広い層で人気です。モンクレールは中古市場でも多く流通していますので、その価値はどのくらいなのか、興味のある方も多いのではないでしょうか。そこで今回はモンクレールの歴史や代表的なアイテムとともに、近年の買取相場感について紹介します。
モンクレールの歴史
モンクレールは1952年、フランスのグルノーブル郊外にレネ・ラミヨンとアンドレ・バンサンが創業しました。当時はテントやシェラフなど登山家の商品を製造していたと言われています。この頃製作していた、工場で働く人たちの防寒用シェラフが、ダウンアイテムの原型となったと言われています。
その後、ヒマラヤ登頂にフランス人として初めて成功した登山家のリオネル・テレイをアドバイザーに迎えます。研究や開発、改良が繰り返された結果、保温性、機能性ともに優れた高品質のダウンジャケットが誕生しました。これが評価され、アルピニストをはじめとする世界の著名な登山家たちから、絶大な信頼を受けるブランドとなりました。
一般的に広まり始めたのは、1980年代にパリのセレクトショップなどで商品が取り扱われるようになってからです。日本でもドラマでタレントが着用したことで知名度が高まり、取り扱う店舗も多くなりました。最近は日本人のデザイナーとのコラボ商品が登場したように、世界各国のデザイナーとのコラボレーションを続けるなど、デザイン性やファッション性はもちろん、トレンドを取り入れたダウンジャケットの展開に力を入れています。
代表的アイテムとその特徴
フランス規格協会から認定を受けた最高品質のホワイトグースの産毛を使用し、各部位ごとに使用する量を厳密に守りながら、職人が一つひとつ手作りで生産していくモンクレールのダウンジャケット。また、ダウンなのにスマートに着こなせるということでも愛用する人が多いようです。そんなモンクレールの代表的なアイテムは以下の通りです。
リバレック
リバレックは、ウール素材とナイロン素材を使用した、珍しいデザインのアイテムだと言われています。一見、正統派ウールコートのような雰囲気ながら、ダウンジャケットの軽さと機能性を兼ね備えているのが特徴です。
ジード
ジードは、モンクレールのロングセラーで、ベスト型のアイテムです。また比較的リーズナブルなアイテムということも人気です。
バジーレ
バジーレは大人の落ち着いた雰囲気を醸し出すデザインが特徴の、ベストセラーアイテムです。またモンクレールを代表するアイテムでもあります。
ヒマラヤ
多くの登山家にとって憧れであるヒマラヤの名が付けられています。腕のポケットに付けられた、ほかのアイテムよりも大きめのロゴワッペンが特徴。完売店が続出しているというレアアイテムです。
ここ数年の買取相場感
高い機能性がありながらファッショナブルなことで人気なモンクレールのダウン。冬の定番アイテムとして男女問わず多くの支持を集めていますが、中古市場においても人気のアイテムです。
ただし、人気が高いアイテムの宿命とも言えますが、モンクレールのダウンはコピー商品も多く出回っています。もしコピー商品であれば、買取価格は大きく変わってくる場合があります。また、海外製と日本製では、買取価格が変わってくることもあり、海外製の方が日本製に比べて安くなる傾向があります。
さまざまな条件で価格が変わってくるモンクレールですが、Dan-Sha-Ri(ダンシャリ)でも買取を行っています。モンクレールの買取をお考えの方は、ぜひ当店へお持ちください。