高級腕時計を買うなら新品・中古どちらを選ぶ?
ロレックスやオメガ、パテックフィリップなど、高級腕時計は様々なブランドから排出されています。
高い性能と高級感あふれる外観、大人の嗜みとして1本は持っておきたいものですよね。
しかし新品の製品は高価格ですし、店頭には一部しか販売されていないことも多いもの。
一方で、中古の商品にもメリットとデメリットが混在しています。
そこで今回は、高級腕時計の新品と中古について、メリット・デメリットをそれぞれ解説いたします。
購入する一つの指針としてお使いください。
高級腕時計の用途や考え方によって変わる
新品か中古かどちらを買うべきかは、これからどのように使っていくつもりなのかや、あなたの考え方で変わります。一概にどちらが良いとは言い切れません。
たとえば、自分の相棒として数十年使い続けるつもりなら、新品を購入した方が愛着が湧くでしょう。
他方、入手したいモデルがヴィンテージである場合、新品で購入することはほぼ不可能です。確実に中古を選ぶことになるでしょう。
その他、予算や見た目など、様々な要因を天秤にかけて選んでください。
一番してはいけないことは、納得しないまま購入することです。
「ロレックスならどれを選んでも良いもののはず」と中途半端に選んだ腕時計よりも、事前に情報収集を行い好きなモデルを探して買い求めた腕時計の方が何倍も価値があります。
あなたの価値観を大切にして、納得のいく高級腕時計をお探しください。
新品の高級腕時計を選ぶメリット・デメリット
最新モデルが手に入る
最新モデルを購入するなら新品で探す方が見つかりやすいです。
最新モデルは中古市場に数が出回るまで時間がかかりますし、中古市場に流れてもすぐに売り切れてしまうので、出会うのは非常に困難です。
そのため、最新モデルが欲しいのならば、正規店の店頭やネットで購入しましょう。
もちろん時間が経てば中古市場にも数多く現れるでしょうが、それがいつになるかは分かりません。
また季節がめぐれば新しいモデルが発売されます。目移りすることなく待つのは大変です。
確実に手に入れたいのなら新品で探すのがセオリーです。
誰の手垢もついていない
新品の製品は誰の手も触れていない、正真正銘あなたのための1本です。
モデルが同じなら、動作も中古となんら代わり映えはしません。
しかしあなたの手を彩るために作られ、店頭に並べられ、あなたに購入されるために存在しています。
気持ちの問題と言ってしまえばそれまでですが、これから長い時間を共に過ごす相棒を探していると思うなら、新品で探すことをおすすめします。
付属品もすべて確実に入手可能
ギャランティカードやケースなど、付属品が確実にすべて手に入るのも新品の特権です。
付属品は腕時計本体には関係しませんが、あれば心が豊かになります。
またオーバーホールや売却時などにも有利に働くことがあり、決してぞんざいにはできません。
中古品を購入する際は付属品が揃っていないことが多いため、付属品まですべて揃った完品を手元に迎えるなら、新品を購入しましょう。
安価ではない
中古と比較すると安価ではありません。
正規品を正規店で購入するなら定価での購入が前提です。
並行輸入品を購入するとしても中古より価格が下がることは滅多になく、安くはなりません。
ハイブランドだけあって、1本買うだけでも数十万円は下らないため、決して安い買い物とは言えません。
言い換えれば一生ものの買い物になりますので、そういった意味でも一生懸命働いたお金で新品を購入し、大切に使い続けてはいかがでしょうか。
売却価格が中古とあまり変わらない
新品で購入した高級腕時計を売却した際に、中古の同モデルと売却価格が変わりません。
その理由は、売却する段階でどちらも「中古」の商品になっているためです。
もしも購入時点で売却して買い換えることまで考えているならば、新品よりも中古で購入した方が合理的だと言えるでしょう。
ただし新品を手に入れる優位性や喜びは、中古品では得難いものです。
何を優先して購入するかをしっかり見極めてください。
中古の高級で時計を選ぶメリット・デメリット
購入金額を抑えられる
中古品を選ぶ最も大きなメリットは、新品よりも安く買えることでしょう。
新品の10%オフや半額など、モデルや個体の状態などによって価格が大きく抑えられます。
使えるお金は人それぞれですから、欲しいモデルがどうしても高くて手が出ない場合は、安い中古を探してください。
もしかすると、欲しい1本だけでなく、もう1本購入できるかもしれませんよ。
同じ金額で何本も購入できるのも、中古品の大きな特権です。
ハイグレードモデルやラグジュアリーモデルも手が届く
中古品は安く買えるので、ハイグレードモデルやラグジュアリーモデルでも購入できるかもしれません。
新品では諦めるしかなかったモデルも中古なら入手できるでしょう。
このような理由から、欲しいモデルがあまりにも高価な場合は、中古で探した方が現実的です。
中古かどうかよりも欲しいモデルかどうかで選ぶなら、中古品の購入もぜひご検討ください。
廃盤モデルは中古一択
ヴィンテージモデルや廃盤モデルは、中古品一択になります。
在庫がなくなれば新品で出回ることはもうありませんので、中古取扱店で探すことになります。
まだ廃盤になって浅ければ店頭に新品在庫が残っている可能性もあるでしょう。しかしビンテージモデルは復刻しないかぎり新品が出回ることはありません。
値段や状態を見比べて、好きな個体を選んでください。
キズや焼けがついている可能性あり
中古のデメリットは、すでに使い込まれていることです。
キズや焼けなどがついている恐れがありますし、内部の細かな部品も消耗しているでしょう。
オーバーホールすればそれなりに綺麗になるでしょうが、代替部品が用意できないなどで新品同様に美しい状態にはならないかもしれません。
またキズなどがあまりついていない綺麗な個体は、あまり安くなっておらず、しかもすぐに売り切れます。
購入できる範囲かつ納得できる範囲のキズならば、見つけた瞬間に購入することをおすすめします。
付属品が欠損している可能性あり
新品で購入すれば必ずついてくる付属品ですが、中古で入手した場合は一部欠損しているかもしれません。
付属品にこだわりがなければ構わないでしょうが、付属品まですべて一式揃えたい人は、中古品よりも新品で探した方が良いでしょう。
中古品は一度人手に渡ったものなので、その人が付属品をなくしていれば中古品として売られている個体にも付属品はつきません。
一方で、新品ならば必ず付属品が手に入ります。
付属品が真価を発揮するのは売却する時です。
メルカリなどで売却する時には本物という証明になりますし、ハイブランド買取店で売却する場合には査定額が値上がりします。
中古であろうと新品であろうと、付属品の有無は売却時の価格に反映されます。
まとめ
高級腕時計を購入する場合は、上記のようなポイントを検討したうえで新品にするか中古にするか判断してください。
ハイブランドの腕時計は1本1本が非常に高価です。購入してから後悔しても間に合いません。
納得していないのに購入すると、すぐに手放すことになってしまうかもしれません。
本記事を参考に、あなたが本当に欲しい腕時計は何なのか、新品で買うのは中古を購入するのはなど、事前に決断してから購入するようにしてください。
最高の1本と巡り合うために、時間を惜しんではいけません。