2021年6月3日
2021年5月21日

フランクミュラーの買取相場は？高く売るために査定前に知っておくべきこと！！

独創性と遊び心満載の時計で高級ブランド時計として人気を勝ち取ったフランクミュラー。あなたと共に時を刻んできたこの素晴らしい時計を手放さなければならないこともあるでしょう。

今回はフランクミュラーの一般知識と共に、モデルごとの買取相場や査定前のポイントについてまとめました。

フランクミュラーとは
目次
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歴史

フランクミュラーは1992年創設のまだ新しいブランドです。創業から「キャリバー」シリーズを次々に発表していきました。1997年にはル・マン24時間耐久レースのオフィシャル・タイムキーパーに選ばれたことを記念して、24時間表示の自動巻きスプリットセコンド・クロノグラフ「エンデュランス24」を発表。翌1998年には世界最小となるトゥールビヨン・ムーブメントを製作。直径は19.15mmで世界記録を樹立しました。

創業者のフランク・ミュラーは、1979年にジュネーブの時計学校を首席で卒業したほどの腕前で、その卒業制作ではロレックスのムーブメントを改良し、永久カレンダーを作り上げるほどの技術を持っていました。卒業後は独立時計師としてオリジナルの時計を作成していました。類稀なる高度な技術力を駆使して、1986年には世界で初めて「フリー・オシレーション（自由振動）トゥールビヨン、ジャンピングアワー機能付きレギュレータータイプ文字盤」を開発。さらにその翌年にはフリー・オシレーションとミニッツリピーターの機能を持つ、「フリー・オシレーショントゥールビヨン、ミニッツリピーター」を開発。フランク・ミュラーが考案した世界初となる機構は30以上にも及ぶと言われています。

この数十年で歴史ある高級時計ブランドと肩を並べるまでに大きく成長したのも、他の追随を許さない高い技術力を有しているからに他なりません。

魅力

フランクミュラーの魅力は一目でそれとわかる強烈なオリジナリティと、その独創性を実現できるだけの高い技術力です。一目見てそうとわかるフランクミュラーのインパクトは、人々の目を釘付けにします。樽型の形状（トノー型）やビザン数字を用いた芸術的なフォルム、モータースポーツや航空機などの部品として使われるような新素材を時計に組み込む独創性、時計に必須ではない機能を充実させる発想力、どれを取っても他の高級ブランド時計ではフランクミュラーの右に出るものはいません。このようなフランクミュラーの強烈なオリジナリティを支えているのはずば抜けた技術力です。懐中時計専用であった「トゥールビヨン」（誤差を自動補正する機構）を腕時計用に再開発したのはフランク・ミュラーその人です。他にも、音で時刻を知らせる「ミニッツリピーター」や、回転ではなく扇上を針が動く「レトログラード」、自動カレンダー調整機構「パーペチュアルカレンダー」など、複雑でかつ時計に必須でない様々な機構を開発しています。

「遊び心満載の腕時計」は普通の時計に満足できない人々の心を掴んで離しません。

フランクミュラーのモデル別買取相場
カサブランカ

買取相場

25万円前後

カサブランカとは

1994年にトラベラーズウォッチとして誕生したカサブランカは、1920年代を代表する映画「カサブランカ」にちなんで名付けられました。旅行などでも気軽に使えるようにとステンレススチールを採用しており、デザインもシンプルで落ち着きあるものです。面白いことにカサブランカは文字盤にUV加工がなされていません。長期間の使用を前提としているからで、経年使用の「ヤケ」ができアンティーク感が出てきます。いつまでも使い続けたくなる一品です。

ロングアイランド

買取相場

65-110万円前後

ロングアイランドとは

ロングアイランドはニューヨーク南部の島の名前からつけられました。かつてのラグジュアリーな雰囲気と古典的なノヴェチェントスタイルからインスピレーションを受けてデザインされています。2000年に発表されてから今日に至るまでフランクミュラーを象徴するモデルとして世界中で愛されています。

クレイジーアワーズ

買取相場

65万円前後

クレイジーアワーズとは

非常にクレイジーなこの時計は、文字盤が1-12までバラバラに並んでいます。初めて見た人はその並びに目を疑ったことでしょう。バラバラに並んではいますが時刻は正確そのもの。実はクレイジーアワーズで実装化される前からこの機構は存在したのですが、あまりの複雑さ故に一般的に取り入れられることはありませんでした。天才時計師フランク・ミュラーだからこそできた至高の一品です。

ヴェガス

買取相場

70-180万円前後

ヴェガスとは

ヴェガスは、昼夜問わず札束が飛び交うイメージの強い「ラスベガス」からインスピレーションを得たモデルです。時計盤の中心にはルーレットが施され、専用のボタンを押すとルーレット上を専用の針が回転するというもの。実用性とはかけ離れた機能を持っておりますが、時計の「正確性」とルーレットの「偶然性」を一つの空間におさめた、フランクミュラーの独創性を体現した時計なのです。1999年に発売されると同時に大ヒットし、フランクミュラーの人気に火をつけました。

トノーカーベックス

買取相場

60-80万円前後

トノーカーベックスとは

カサブランカと混同されがちなモデルであるトノーカーベックス。トノーカーベックスは1994年に当時の流行を取り入れたデザインと素材を用いて大ヒットしたモデルです。その斬新なスタイルは今もなお人気の衰えを知りません。

マスターバンカー

買取相場

50万円前後

マスターバンカーとは

マスターバンカーはその名が示すとおり、銀行家のための時計として1995年に誕生しました。当時の世界３大証券はニューヨーク・ロンドン・東京の3都市でした。この３カ所の時刻を一気に確認することができ、さらに３カ所同時に時刻調整ができるなど、銀行家の使いやすさを追求したモデルです。

さらに高く買い取ってもらうためのコツ

査定前に相場を調べておく

相場を調べておくことで、査定額が高いのか安いのか判断できます。査定額が安く見積もられたとしても、他の店舗を引き合いに出して値段交渉がしやすくなります。査定前に情報を集めておきましょう。

早く売る

「売ろう」と思った時が売り時です。高級時計は使用しているいないに関わらず、ケースや文字盤、内部のムーブメントが年月に比例して劣化します。査定額は時計のコンディションによって大きく変わってきますので、少しでも早く売却する方が高く売れます。

できるだけ購入当時の状態にする

フランクミュラーを購入した当時の状態にできるだけ近づけましょう。時計は柔らかい布で優しく撫で、ホコリを落とします。

保証書や外箱・内箱・コマなどの付属品を全て揃えて、時計本体とともに査定に出しましょう。付属品のあるなしでは査定額が数万円変わってくることもあります。クローゼットにしまいっぱなしになっていないかチェックしましょう。

壊れていても有料のオーバーホールは行わない

フランクミュラーは国際正規代理店のスタンプがあれば２年間の国際保証がついています。この間であれば修理は無料の場合が多いので、購入した店舗にオーバーホールについて問い合わせるのも良いでしょう。しかし保証期間を過ぎた時計は、修理に出さずに査定に出した方が良いでしょう。修理代よりも査定額のプラスが少ない場合がほとんどだからです。

壊れていても自分で修理しない

時計は思っている以上に複雑で一度解体すると元に戻すのは至難の技です。自分で解体し元に戻せなくなってしまったり、部品が余ってしまったりすると査定額は大幅に落ちてしまいます。自分で修理をすることはやめておきましょう。

売却先にブランド品買取専門店をお勧めする理由

フランクミュラーの売却先にはブランド品専門買取店をお勧めします。リサイクルショップやメルカリなどにも良い点は多いですが、安全性や査定額を鑑みるとブランド品買取専門店がベターな選択と言えるでしょう。

リサイクルショップのメリットデメリット

リサイクルショップは店舗数も多く、すぐに買い取ってもらえることが魅力的です。一方で、店舗側は買取点数が非常に多いため、フランクミュラーの価値を正確に判断できる要素が少なく、査定額がかなり低く見積もられてしまう可能性が高いです。

メルカリなどのネット売買のメリットデメリット

個人間で売買できるので、売却価格は最も高くなるでしょう。しかしながら値切りの交渉や、希望金額で売れるまでのタイムラグが発生するなど、即金とならないことが多いようです。取引後のクレームやトラブルが発生することもありますので、交渉ごとが苦手な人や時間が取れない人には不向きの売却方法と言えます。

ブランド品買取専門店のメリットデメリット

個人売買より少し値段は下がってしまいますが、安全でスピーディに、適正価格で査定額を出してもらえるのがブランド品買取専門店です。ブランド品に限定していることから知識も豊富で信頼感もあり、成約後はすぐに現金が手に入ります。もちろんトラブルの心配もありません。フランクミュラーの売却を検討されているならブランド品買取専門店への持ち込みをお勧めします。