陶器について
陶磁器(とうじき、英語: pottery and porcelain)は、セラミックの一種で、土を練り固め焼いて作ったものの総称。やきもの。
陶磁器に使われる粘土には、加熱することでアルミニウムやカルシウムなど他の物質と化合しガラス化する珪酸を主成分とする石英などが含まれる。成形後に加熱することで、土粒子の間に溶けて流体となったガラスが入り込み、冷めると固体化し土粒子同士をくっつける。『古陶磁の科学』の著者内藤匡は、この過程をおこしに喩えている。おおまかに言えば、陶器と磁器の違いはこのガラスになる成分と量の違いである[1]。古陶磁の査定は本質を見極めることといってしまえばそれまでですが、基本的な要素となる3点のポイントがあります。真贋、それが本当に古いものか、それとも最近に古いものに似せて作られたにせものか。産地、古いことは確かだがそれがどの産地で焼かれたか。時代、同じ産地でもそれがどの時期に属するものか。この三項が古陶磁の本質を判断するポイントになります。さらに副次的にはそのやきものの用途、希少性、キズや風化の有り無し、造形、装飾などの技法、さらに標準的な価格なども検討する事項に入ってきます。各時代各窯の作品を見分けるには異なったみどころがありますが、一般的に古陶磁を見分けるポイントとして土があります。古磁器を見分けるときには必ず裏返して底の広大周りを見るが、それは主としてそのあたりに露出している胎土を観察する為です。釉や形では違う産地でも似たようなものがいくらでもありますが、胎土は窯場が百あれば百違う個性を持っています。常滑、粒子が粗く砂っぽい。淡褐色から褐色で艶は少ない。渥美、常滑よりキメ細かいが小石の混入が見られる。灰褐色。信楽、白い長石の粒が無数にあり、明るい発色が多く華やかな紺色も出る。室町までは艶がない。備前、最もキメ細かくねっとりした土。暗褐色が基本だが窯変で明るい紺色もでる。艶が強い。丹波、備前に次いでキメ細かく明るい褐色が多く艶がある。越前、常滑と似ているがやや艶がある。そのほかには文様の特徴などがあります。模様は器面を飾る文様には民族や時代の相が反映されているので鑑定の見所になります。
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