銀製品について
銀を使用した美術品は過去や現在でも数多くの品があります。日本で銀の歴史は平安時代から始まります。当時は通貨や権力者に送られる贈答品として重宝されてきました。金や銀は人類の文明が始まって以来、貴重な金属とされています。金銀ともに柔らかく、細工がし易くほどんどの文化が使用、装飾の対象としてきました。中世から17世紀はでは金属として価値があり、細工に関してはほどんど考慮されてはいませんでした。そのために経済が緊迫すると皿は熔かされ、塊として売られました。そして流行の変化に講じて再加され続けました。ヨーロッパでは16世紀の修道院の解散のときにヘンリー8世は修道院の銀製品を含む財産を没収してその皿などを溶かしました。ですのでヨーロッパの銀製品は初期の頃の作品がほとんど残っておりません。銀は一番貴重な金属として扱われた時代が何回もあります。将来銀製品は他の美術品と同じような判断を受けるかと思われます。それは原材料の重量としてではなく技術的な細工の出来によってです。
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