日本人が愛する宝石-オパールの基礎知識と買取価格-
日本がバブル景気だった1980年代後半から1990年代前半にかけて、大量に輸入されて広く愛された宝石、それが「オパール」です。当時の日本ではオパールブームが到来し、多くの人が買い求めました。今でもオパールはその美しさから私たちを引きつけて離しません。
しかし現在ではデザインが古くなってつけられなくなったり、破損したりして売却を考える方も増えてきました。
そこで今回は、日本人を魅了してきたオパールの基礎知識と買取価格についてまとめます。
オパールの語源
オパールの語源の1つは、古代サンスクリット語の「宝石」を意味する「ウパラ」またはギリシャ語の「オパルス」であるとされています。当時の宝石といえばオパールであったことが偲ばれますね。和名では「蛋白石(たんぱくせき)」の名称がつけられています。ホワイトオパールが卵の白身に似ていたため、このように呼ばれるようになったと言われています。
オパールは様々な色が揺らめくことから、あらゆる宝石のパワーを持っていると考えられてきました。そのため中世ヨーロッパでは「美しさや成功、幸せを運ぶ宝石」として愛された宝石です。身に付けていると、最愛の恋人との出会いを引き寄せるという言い伝えから「キューピッドストーン」とも呼ばれています。
オパールの種類
オパールは水晶の仲間で、非常に豊富な色の種類が存在します。
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ホワイトオパール
多くの人がまず思い浮かべるのがホワイトオパールではないでしょうか?乳白色とオーロラのように何色も揺らめくその美しさは、上品な輝きと柔らかさが魅力の宝石です。ネックレスやピアスなどのジュエリーに多く取り入れられており、アクセサリーとしても優秀な宝石です。
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ブラックオパール
オパールの中でも最も価値が高いとされており、中でも赤斑が多く出ているブラックオパールは、希少価値の高い宝石です。
ダークカラーの中に虹色の様々なカラーが散りばめられ、幻想的な表情を見せてくれます。存在感たっぷりのブラックオパールは、お着物にもパーティードレスにもマッチし、和洋どちらの装いもきらびやかに演出してくれます。
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ボルダーオパール
ボルダーオパールとは母岩についたままのオパールをそのまま研磨し、
産出した状態を生かした宝石です。メキシコ産のボルダーオパールはカンテラオパールと呼ばれます。カンテラとはメキシコの言葉で母岩を意味します。あえて表面や裏面に母岩を残すことで、自然のままのオパールを楽しめます。
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ファイアオパール
赤やオレンジ、黄色などの鮮やかな夕食効果が美しいファイアオパールは、ブラックオパールに次ぐ高級オパールとして人気の宝石です。真っ赤に燃える宝石とも言われるほど鮮烈な赤が映え、その表層を多彩なカラーが揺らめきます。ファイアオパールの最大の産地がメキシコであることからメキシコオパールとも呼ばれます。昔は儀式などに用いられていました。太陽のように情熱的にあたりを照らす輝きに魅せられる人も多く、大変人気のあるカラーです。
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クリスタルオパール
透明度の高いオパールで、ウォーターオパール・ジェリーオパールとも呼ばれます。みずみずしいピュアな透明感に、虹のようなきらめきが内包されたクリスタルオパールは、美しい海や湖の水面のように、ずっと見つめていたくなる魅力を備えています。みずみずしさと高貴さを併せ持つクリスタルオパールは、年齢を問わず長くつけられることも魅力の一つです。プレゼントにも最適ですし、自分へのご褒美にされる方も多いカラーです。
オパールの評価基準
オパールの品質は大きく5点で評価されます。
お手持ちのオパールの価値を計る指標となさってください。
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カット
分厚いカットであるほど高く評価されます。丸く磨いたカボションカットがほとんどですが、ハイカボションと呼ばれるカットであればさらに価値は上がります。
また、線対称で美しいドーム型であればあるほど評価されます。
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地色
地色と呼ばれるオパールの背景色は、オパール本来のシリカ球に含まれる微小な不純物により生じています。地色が黒いブラックオパールが最も希少で価値も高いです。
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遊色
たくさんの色が鮮やかに見えるほど良いとされています。正面だけでなく、あらゆる角度から遊色が確認できることも重要です。特に赤やオレンジなどの暖色系色が多く見えると高評価がつきやすいと言われています。
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クラリティ
一般的に、宝石にクラリティ(内包物)があると価値は下がりますが、オパールの場合、内包物が個性となっている場合には評価が上がることも。ただ曇っているオパールの評価は下がってしまいます。
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傷
やはりキズがない方が評価は高いようです。割れてしまうと価値はほとんどなくなります。修復も可能ですが、宝石としての価値は0に等しいものとなります。
普段から割れやキズがつかないように丁寧に扱いましょう。
オパールのお手入れ方法
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オパールの特性について
オパールは他の宝石よりも柔らかい性質を持っています。
ですから普段から丁寧に取り扱ってください。
- 日常のお手入れ:やわらかい布で表面を撫でるように拭く
- 汚れが気になるとき:ぬるま湯か暖かい石鹸水で洗浄する
- 保管方法:直射日光に当たらない場所に保管する。キズがつかないように他の宝石と一緒にしない
普段の手入れはメガネ拭きのような柔らかい布で優しく撫でるだけで十分です。オパールは非常に柔らかいので、他の宝石にぶつからないように単品で保管するのが安心です。仕切りのあるジュエリーケースに入れてください。
オパールは酸や水分に弱い宝石です。そのため汗は天敵。そのまま放っておくと割れの原因にもなってしまいます。外したらすぐに宝石をふいて汗を落としてください。
オパールの買取相場
オパールはそのカラーや状態により買取価格がかなり上下する宝石です。
ここでは最も効果買取が期待できるブラックオパールを例にとってご紹介します。
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ブラックオパールの買取相場
1.0ct 50,000円
5,0ct 500,000円
10.0ct 1,500,000円
全てルースの場合。
ブラックオパールは地色がより黒に近い方が、評価が高くなります。その上で遊色効果が激しいとさらに高評価です。
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アクセサリーは他の鉱石と同時に査定される
オパールをルースでお持ちの方は少ないかと思います。ほとんどのオパールはジュエリーに加工されているでしょう。その場合、台座である金属や、一緒に施されている他の宝石たちと同時に査定されます。オパール単体で台座もゴールドなどでなくても、最低50,000円〜の買取が多いようです。
オパールを売却するならどんなお店がベスト?
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プロの鑑定士がいる
安くない取引になりますので、何も知らない方に査定してもらうと相場とかけ離れた価格を提示されることも考えられます。プロの鑑定士に査定を依頼し、しっかりとした査定額を出してもらいましょう。
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宝石の取り扱いが豊富
宝石の取り扱いが多い店舗を選びましょう。リサクルショップなど効果な宝石の取り扱い数が少ないところは、相場も扱い方も知らない可能性があります。オパールを売却するなら、宝石買取専門店か、ブランド品買取専門店に依頼するのがベストです。
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丁寧に取り扱ってくれる
オパールは特に取り扱いに注意が必要な宝石です。乱雑に扱うなら早々に退出しましょう。逆に丁寧に取り扱ってくれる店舗は、宝石の価値と取り扱い方法を熟知している可能性が高く、安心して取引できます。
まとめ
オパールは一昔前に流行し、多くの女性が身につけていました。現在もなおその輝きは色あせることなく、女性の胸元や耳元で輝き続けています。オパールは非常にデリケートな宝石です。そのため普段からお手入れには気をつけたいもの。もし注意していても汚れがついてしまったり、デザインが古くなってつけられなくなったなら、手放すのも良いでしょう。新しいジュエリーが購入できるかもしれませんよ。
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