エクスプローラーⅠ

過酷な冒険にも耐えれる性能をめざして開発されたエクスプローラーⅠ。サブマリーナと同時期の1953年に誕生した視認性の良い時計である。アラビア数字とバーインデックス、ベンツ針、非常にシンプルな外観。時計本来の機能、「時間を知る」に特化した完成度の高いモデルである。現代でも人気の理由、それは飽きの来ないデザイン、シンプルな構造、壊れにくい、デザイン自体がアイデンティティーであり、ファンが多いのも納得の理由である。

Ref.1016

1963年から1988年位までの長い期間に製造されていた最も人気のあるリファレンスのエクスプローラーⅠ。冒険ウォッチの完成形といっても良い進化を遂げた。クロノメーター仕様は当然ながらCal.1560(前期モデル)、防水性も50mから100mに向上した。後期方になるとCal.1570のノンハック、ハック機構ありのCal.1570へ変更されていく。ミラーダイヤル、R品番、L品番は高値で取引されており、後期のモデルに人気が集まっている。

Ref.6610

こちらも初代エクスプローラー説を持つRef.6610。フラットバックでクロノメーター仕様のムーブメントCal.1030(両方向巻上げタイプ)が搭載されており、ここでベンツ針に変更されている。50年代では当たり前のゴールドレターでサークルミラーの特徴的パターンは1016まで続いていくのである。飛び出しクラウン、リベットブレスが良く似合う。

Ref.6350

ロレックスの製品カタログに初めて正式にエクスプローラーとして掲載されたモデルがRef.6530。情報が少なく謎の多いモデルではあるが、クロノメーター使用の初期モデルである。現行と異なるペンシルハンド、キャリバーもセミバブルタイプのCal.A296を搭載している。同時期にRef.6150も発売されており、バリエーションも豊富なエクスプローラーの一つである。

Ref.1016 マットダイヤル

光沢の無いダイヤル、3.6.9インデックスのクオリティはアップした。

Ref.1016 ミラーダイヤル

サークルラインが消えたミラーダイヤル、若干だが3.6.9インデックスが大きい。

Ref.1016 サークルミラーダイヤル

ダイヤルの外周にトラックが入ったダイヤルに艶のあるゴールドレター文字盤。