シードゥエラー

サブマリーナの上位機種として発売されたシードゥエラー。コメックスのダイバーが大深度潜水を行う際、耐久性の弱い風防が破損してしまう事故が発生。そのことをきっかけにフランスの潜水調査会社コメックスの協力のもと、開発されたハイスペック時計である。ファーストモデルは防水性が610mと十分なスペック。現行では1220mとモデルチェンジを繰り返し、驚愕の潜水機能を搭載している。まさにモンスターダイバーズウォッチである。

Ref.16660

シードのセカンドモデル、『トリプルシックス』と呼ばれるモデルである。ファーストモデルからの変更点としては、防水性能が1220mになり、風防もプラスチックからサファイアクリスタルに変更され、ガス・エスケープバルブも大型化、さらにフラッシュフィットも一体成形になった。16660は前期・後期のモデルが存在し、インデックスの縁取りで判断できる。前期は生産期間が短いため、希少なモデルになっている。

Ref.1665

正式にシードゥエラーとして一般販売されたファーストモデル、1971年に登場した。防水性610mと向上し、サブマリーナとの差別化を図った。ここからシードゥエラーのシリーズ化が始まるのである。初期のモデルにはロゴが赤いモデル、通称『赤シード』と呼ばれるものが存在する、当然の如く希少性が極めて高く、ダイヤルバリエーションが主に4つに細分化されている。赤ロゴの経緯は不明だが何かしらの意図があったと言われている。

Ref.5514

コメックス仕様の希少モデル。サブマリーナをベースにコメックスと共同開発したヘリウムガスエスケープバルブ搭載の、ダイバーのための供給品である。およそ150本生産されたといわれ、一般販売はされず、コメックス社のダイバーのみが無料貸与で使用していたものといわれている。ダイヤルにはCOMEXのロゴが入り、エクステンションブレスも採用された。これがシードゥエラーの原型となるRef.5514である。

Ref .16660 後期

現在にも続く、フチありモデル。

Ref .16660 前期

初期に見られるインデックスにフチのないモデル。

Ref.1665 レイルダイヤル

センタースプリットダイアル、スターンダイアルとも呼ばれている。
ロゴがセンターで分かれているのが特徴です。

Ref 1665白シード

後年になり赤文字のレタリングは無くなり、
白で統一された流通割合が多いモデル。

REF.1665 赤シード

SEA-DWELLERの文字が赤い文字表記
初期のモデルに見られる特徴