謎が多き1920年代のロレックスから55年代のバブルバック、オイスターパーペチュアル、ドレス系のアンティークまで、スポーツモデル以外のロレックスも数知れず。ペットネームが付いていたものや、ドクターズウォッチなどバリエーションも豊富にあった時代、オイスターケースやパーペチュアル機構、デイトジャスト機構と、ロレックスの3大発明と呼ばれるのも納得の経緯が読み取れる、種類デザインも豊富である。

デイデイト

ステンレスモデルの製造がなく、金やプラチナで上質な素材のみを使用する、ロレックスの中でも最高級なモデルがデイデイトです。1956年に誕生したモデルで、曜日と日付の機能を搭載した実用性の高い時計としても評価されています。高級モデルでありながらも、バリエーションの多いのも特徴で、宝飾モデルや、特注モデル、アンテークモデルは高値で取引されている個体も多く存在します。

デイトジャスト

今では当たり前になっているデイトジャスト機構。当時としてはかなり画期的なことだったと思われる日付の切り替わり機能を搭載したモデルです。1945年頃から登場したモデルであり、幅広いバリエーションで展開されている老若男女問わず人気のデイトジャスト。回転ベゼルを搭載したモデルの『サンダーバード』や『ターノグラフ』も存在していて、多くのファンを魅了しているモデルとなっています。

オイスターパーペチュアル

ロレックスの中でも、オイスターパーペチュアルは最も基本的なモデル。防水機能と自動巻き機構を搭載した流通量の多いモデルで、1933年からモデルチェンジを繰り返し生産され続けているスタンダードな時計です。1950年代に入るとカレンダー機能を備えたオイスターパーペチュアルデイトが登場する。機能的にも、価格的にも魅力が多く、アンティークモデルから、現行モデルまで多くのモデルが登場しています。

バブルバック

主に1930年代から1950年代にかけて生産されていたモデルで、ほどよく膨らんだケースバックの形状から、そういった愛称で呼ばれているアンティークロレックスの代表的なモデルです。個性的なモデルも多いためファンも多く、文字盤、ベゼル、針の形状など、様々なバリエーションが存在し、コレクターも多い時計です。

マイダス

1962年に登場したノンオイスターでノンパーペチュアルな時計です。シンプルなデザインで2針のマイダスは、左リューズが特徴的なモデルになります。『キング・マイダス』、『クイーン・マイダス』、『プリンセス・マイダス』と3種類あり、ネーミングの由来は、、触れるもの全てをゴールドに変えてしまうギリシャ神話に出てくるマイダス王に由来しています。製造も2.3年ほどだといわれているため、中古市場でも非常に流通が少ないモデルです。

チェリーニ

1965年に登場したドレスウォッチがチェリーニになります。ロレックスの芸術要素と心意気を表明するような高級モデルとして登場していますが、ロレックスらしくないということでなのか、中々話題になることも少ない時計になります。モデルやバリエーションも豊富で、中古市場でも流通は比較的あるように感じます。