第12回|ティファニーの価値はどのくらい?その歴史と相場感
ティファニーは比較的手頃な価格のアイテムもあり、自分で購入したり、プレゼントされたりと、日本でも身近に感じやすいジュエリーブランドでしょう。今回は、ティファニーの買取市場における価値を知るべく、ティファニーの歴史や代表的なアイテムとともに、近年の買取相場感をご紹介します。
ティファニーの歴史
今やジュエリーの定番ブランドであるティファニーですが、1837年にアメリカで創業した当時は、文房具や装飾品を扱う店だったと言われています。チャールズ・ルイス・ティファニーが共同経営者と共に設立した会社でしたが、1853年には共同経営者から経営権を買い取り、社名を現在の「TIFFANY&Co.」にしました。
ティファニーは、社名が変わる約2年前の1851年から銀製品の製造を始めており、スターングシルバー基準をアメリカで初めてクリアしたことでも知られています。その後も宝石の発掘や、加工技術の開発など、さまざまなシーンで功績を残しました。さらに現在でもエンゲージリングの主流と言われているダイヤモンドを6本の細い爪で立てる「ティファニーセッティング」など、デザイン面でも功績を残しています。
またティファニーは1850年代から時計も手掛けており、1870年頃からは自社生産も始めました。さらに、現在は革製品やステーショナリーなど、アクセサリー以外のアイテムも幅広く揃えています。
代表的なアイテムとその特徴
広く知られているデザインが豊富なティファニーのジュエリーラインナップ。その中でも代表的なアイテムを次に紹介します。
オープンハート
日本でもおなじみのアイテムである「オープンハート」。「心を開いて」という意味が込められていると言われるこのデザインは、エルサ・ペレッティという、ティファニーのデザイナーが生み出したものです。ハートというかわいいモチーフを使いながらも、デザインはシンプルで、エレガントな雰囲気が魅力でしょう。素材はシルバーだけでなくゴールドのものもあり、ハートが2つ付いているデザインもあります。また、ペンダント以外にもブレスレットやピアスなどもあります。
バイザヤード
こちらもエルサ・ペレッティが手掛けたというアイテム。ダイヤモンドを引き立てるデザインということで、ダイヤモンドネックレスの代表格とも言われています。定番はネックレスですが、ブレスレッドなどもあり、フレームやチェーンの素材は、シルバーのほか、ゴールドやプラチナがあります。
ソリテール
エンゲージリングの王道と言われる「ティファニーセッティング」のアイテムです。誕生してから100年以上経ったという今でも、多くの女性たちの憧れとなっています。6本の爪で石を留めたこのデザインは、光をあらゆる方向から取り込むことができるため、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出してくれるでしょう。
ここ数年の買取相場感
リーズナブルなものから高額なものまで、幅広い価格帯のものが揃っているティファニーのジュエリーは、幅広い層から支持されているブランド。中古市場でも、幅広いアイテムに高い需要があります。そのことから、傷があるものや、ブライダルジュエリーとして使用していた刻印があるものでも買取が可能な場合がありますので、買取をお考えの方は、まずは査定に出してみてはいかがでしょうか。
Dan-Sha-Ri(ダンシャリ)では、ティファニーの買取も行っています。もしご自宅で眠っているティファニーのアイテムがございましたら、ぜひ当店までお持ちください。