第4回|ルイヴィトンの価値はどのくらい?その歴史と相場感
世界中で、そして日本でも人気の高いルイヴィトン。高級ブランドと聞いてすぐにこの名前を思い出す方も、多いのではないでしょうか。そんなルイヴィトンの価値とはどのようなものなのでしょうか。今回は、ルイヴィトンの歴史や概要、そして近年の買取相場感を紹介します。
ルイヴィトンの歴史
パリで荷造り用木箱製造の職人見習いをしていたルイヴィトンは、1854年に独立して、世界初の旅行鞄専門店を開業しました。このときに製作していたのが、キャンバス地の「グリ・トリアノン・キャンバス」を使用した旅行用のトランクです。
このトランクは平らな形で、防水加工を施しているのが特徴で、それまで主流だった、丸みをおびた形で豚皮を使用したトランクよりも、上積みしやすく軽いということで、評判になりました。
さらに万国博覧会で胴メダルを獲得したことをきっかけに世界的な評価を受け、ヨーロッパ中の王侯貴族が発注し始めました。その後1888年には「ダミエ・キャンパス」を発表し、大ヒットします。
1896年には2代目のジョルジュ・ヴィトンが、「モノグラムキャンパス」を考案。そして3代目のガストン・ルイ・ヴィトンが、1959年にソフトキャンパスを開発したことによって、バックなども作成できるようになり、今や定番のキーポルを発表。キーポルは、ボストン型バックの原型となりました。
その後、1987年にヘネシー社と合併し「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」と改名し、鞄のみにとらわれず世界各地の有名ブランドを次々と買収し、巨大グループ企業となりました。
代表的アイテムとその特徴
デザインや素材が豊富なルイヴィトン。その中でも代表的なアイテムとその特徴について次に紹介します
ダミエ・ライン
ダミエ・ラインは初代の頃に誕生したデザインで、発売当時は模倣品に悩まされるほど大ヒットしたアイテムです。ダミエ・ラインのデザインは、実は日本の市松模様からヒントを得たと言われています。キャンバスを復刻した現在のアイテムは、茶色基調のエヌベのほか、ブルーとクリーム色のアズール、ブラックとグレーのグラフィットの3色があります。
モノグラム・ライン
ルイヴィトンのシンボル的なデザインであるモノグラム。これはルイヴィトンのロゴと、日本の家紋からヒントを得たという、花のモチーフを織り交ぜたデザインです。大ヒットしたモデルであるダミエの模倣品に模倣品防止のために、複雑なデザインにしたとも言われています。定番人気はベージュブラウンが基調のものですが、デニム、マルチカラーなどバリエーションも豊富揃っており、どれもそれぞれ人気があります。
モノグラム・ヴェルニ・ライン
モノグラム・ヴェルニ・ラインは光によって表情が変化する、エナメル加工のカーフスキンにおなじみのモチーフが型押しされた素材です。シンプルでエレガントなイメージのアイテムですが、中には鮮やかなカラーでポップな印象のものもあり、選択肢が豊富なのも魅力の1つです。
ここ数年の買取相場感は?
ルイヴィトンのアイテムは、実にさまざまな種類がありますが、中古市場ではバッグや財布が特に人気だと言われています。買取相場は、デザインやその品質によって変わることはあるものの、新品の場合には定価の8割程度の価格が付く場合もあるようです。
またルイ・ヴィトンのアイテムは、隠れたシミや傷などが付いている場合でも、買取できることがあります。新品のものはもちろんですが、使用済みのアイテムや、傷を付けてしまったアイテムも、一度買取に出してみてはいかがでしょうか。
バッグや財布などの高級ブランドとして有名なルイヴィトンのアイテムは、中古市場でも高い人気があります。Dan-Sha-Ri(ダンシャリ)では、ルイヴィトンのアイテムを、新品、中古問わず買取を行っていますので、買取をお考えの方は、ぜひ一度当店までお持ちください。