ロレックスのブレスレットを種類別に解説
ロレックスがデザイン性・実用性共に優れた最高級腕時計であることはご存知のとおりです。
最高級品だからこそ「神は細部に宿る」を体現しているのがロレックス。
あまり注目されないブレスレットにすら最新の技術力を注ぎ込み、こだわり抜いて作られています。
今回は知る人ぞ知るロレックスのブレスレットについてまとめました。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches.html
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ロレックスのブレスレットはつけ心地が違う
ロレックスでは人間工学を研究してデザインされており、堅牢性や見た目だけでなく快適な装着感を実現しています。
本体やケースと同じように、最先端技術や熟練の職人の経験が詰め込まれているのです。
ロレックスとそれ以外の腕時計をつけ比べてみてください。
着用感の違いに驚かれることでしょう。
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現行ロレックスのブレスレット
ロレックスのこだわりの結晶とも言えるブレスレット部分には様々な種類があります。
ケースや使い方に沿って異なるブレスレットを取り入れていることも高級腕時計の王者ロレックスのプライドを感じさせてくれますね。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/air-king/m126900-0001.html
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オイスターブレスレット
1930年代後半に登場してから現在まで様々なモデルに使用されてきたロレックスの代表的なブレスレットです。
デイトナやサブマリーナといったスポーツモデルでよく採用されています。
高い堅牢性とスポーティな印象で、多くの着用者から愛されてきました。
3つの大きなコマが連なった形をしていることから3連ブレスとも呼ばれます。
1つ1つのコマが大きいので、たくましさや強さを連想させてくれるブレスレットです。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/yacht-master/m226658-0001.html
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オイスターフレックスブレスレット
オイスターフレックスブレスレットは2015年にヨットマスターのRef.116655用として開発されました。
一見するとラバーベルトなのですが、中には金属が入っている正式なブレスレットです。
ヨットマスターやデイトナ、スカイドゥエラーの新作で採用されています。
超弾性メタルブレードに人口ラバーをコーティングした仕様で、つけ心地はラバーベルトそのものです。
ブレスレットの持つ堅牢性とラバーによる快適性の両方の性質を備えたスポーティな一品です。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/lady-datejust/m279160-0015.html
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ジュビリーブレスレット
1945年、デイトジャストの販売に合わせて発表されたドレッシーなブレスレットです。
5つのコマが連なって見えることから5連ブレスとも呼ばれます。
コマが小さいので腕に馴染みやすく、腕の細い女性でも違和感なく着用できエレガントな印象をもたらします。
デイトジャストやGMTマスター、金無垢モデルなどで採用されています。
堅牢性ではオイスターブレスレットに劣りますが、その繊細で優雅な表情はジュビリーブレスレットでしか手に入りません。
中3列と外2列のコマの大きさが異なり、またラインごとに素材を分けデザイン性が高いことで人気を博しています。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watches/day-date/m128235-0053.html
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プレジデントブレスレット
1956年に発売されたロレックス最高級モデル・デイデイトに合わせて開発されたブレスレットです。
半円型の3連ブレスで丸みを帯びており、大人の男性特有の優雅さや落ち着きを醸し出しています。
真ん中のコマは鏡面仕上げにされていることで高級感が増しています。
半円形のコマをかまぼこに見立てて「かまぼこブレス」とも呼ばれています。
命名の由来は当時のアメリカ大統領であったアイゼンハウアー氏に贈られたというエピソードからきています。
この後、アメリカ大統領にはデイデイトを贈ることが伝統となりました。
ゴージャスな雰囲気のこのブレスレットは、女性向けのモデルや高級モデルでよく採用されています。
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パールマスターブレスレット
1992年に発売されたパールマスター専用のブレスレットです。
パールマスターは文字盤やベゼルにダイヤモンドなどの宝石がふんだんにあしらわれた最高級モデルで、パールマスターブレスレットはその高級感に負けず引き立てる役割を担っています。
5連リングの柔らかなシルエットが美しく輝くブレスレット。
角ばった面がないので装着感が良く馴染みやすいのが特徴です。
エレガントでラグジュアリーな腕時計を支えるのに最適なブレスレットと言っても過言ではないでしょう。
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アンティークロレックスで使用されているブレスレット
今では使用されていませんが、アンティークロレックスで採用されていたブレスレットをご紹介します。
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リベットブレスレット
1960年台前半に使用されていたブレスレットです。
コマとコマをリベットでつないだ仕様からその名がつきました。
当時のオイスターパーペチュアルなどで見られます。
ビンテージ感が色濃く残っていることから、今でもロレックスファンに根強い人気を誇っています。
(出典)https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/servicelocator/japan.html
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ブレスレットを修理する場合
物にぶつかったり擦ったりを繰り返すと、頑丈なロレックスのブレスレットも時にはコマが外れてしまいます。
中でも5連タイプのジュビリーブレスレットはコマが外れやすいので、知らないうちにコマがなくなっていることもあるでしょう。
メンテナンスをしないまま放置しておくと、ブレスレット自体がダメになってしまうことも考えられますから、コマが外れたら早めに修理に出してください。
コマが揃っていてピンだけがなくなった場合は1万円程度から修理可能です。
コマがなくなった場合は材質によって値段が異なります。
ステンレス製のコマなら1個あたり1万円程度から購入できるようです。
ゴールドやプラチナ素材であれば10万円〜です。
しかし破損がひどい場合はブレスレット全体を取り替えることも考えられます。
ブレスレットを交換する場合はさらに高額になるでしょう。
またレザーでなくとも、長年使いこむとブレスレットは伸びてしまいます。
特に部品数が多く接続箇所の多いジュビリーブレスレットはロレックスの中でも伸びやすいと言われています。
ブレスレットが伸びきってしまうとブレスレット全体を交換するほかありません。
コマ1個の10倍以上の値段がするでしょうから、今後どれくらい使う予定なのかを考えた上で修理するか検討してください。
ブレスレットの修理費用を新しいロレックスの購入費用に充てるという考え方もあります。
ブレスレットが伸びてしまったロレックスを査定に出して、その費用で新しいロレックスを迎えるのはいかがでしょうか?
(出典)https://www.rolex.com/ja/buying-a-rolex/buy-a-rolex-watch.html
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ブレスレットを査定に出すなら知っておきたいこと
お手持ちのロレックスを査定に出すなら、その前にブレスレットのコマ数を数えておきましょう。
ブレスレットはよく動かす部位であるため、気がつかないうちにコマがいくつか取れていることもあります。
コマが取れている個体は「完全な個体」として取り扱われないため、査定額が落ちてしまうかもしれません。
またブレスレットが伸びきっているとどうしても査定額は落ちてしまいます。
買取した店舗はその後ブレスレットを交換しなくてはならないからです。
ロレックスを査定に出す予定があるのでしたら、日頃から大切に取り扱って高価買取を目指しましょう。
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まとめ
ロレックスのブレスレットは時代と共に変化し改良されてきました。
現在の主流はオイスターブレスレットですが、今後はさらにフィット感の良いオイスターフレックスブレスレットが登壇するのではないかと言われています。
ブレスレットは見た目だけでなく着用感に直結する部位であるため、ロレックスを新調する際にはぜひブレスレットにも注目してください。
ブレスレットの違いだけで雰囲気もフィット感も大きく異なりますよ。