銀座でブランド買取なら高価買取のダンシャリ銀座

MENU CLOSE

査定・買取方法はお客様のご要望に合わせて!

まずはカンタン無料査定!ご相談もお気軽に!

0120-954-288 受付時間 11:00~19:00

受付時間
11:00~19:00

VINTAGE
  • 2021年8月6日
  • 2021年7月25日

ロレックス高額ランキングトップ5〜時計に隠された物語~

ロレックスといえば、ハイブランド時計の王様とも言える存在。

 

ロレックスといえば、ハイブランド時計の王様とも言える存在。

その価格は市場に出回っているものでも数十万円はくだりません。

それでは、世界最高額のロレックスとはどんな時計なのでしょうか?

今回は高額で取引されたロレックスの時計たちを、その数奇な運命と共にご紹介します。

 

Split-Seconds Chronograph rolex https://www.hautetime.com/meet-a-rare-giant-rolex-ref-4113-split-seconds/96059/

1942年にわずか12本しか製造されなかった希少性の高いロレックスです。カタログや広告には一度もその姿を現したことがありません。

この幻のロレックスは、1912年から開催されたカーレース「ジロ・オートモビリティスコ・ディ・シチリア」に絡んでオーダーされたのではないかと考えられています。

最も興味をそそられるのは「スプリットセコンド・クロノグラフ」であることです。

スプリットセコンド・クロノグラフとは、高度なストップウォッチ機構の一つです。

通常のクロノグラフでは、ストップウォッチには計測用の秒針は1本で、スタートストップとスタート位置に戻る、をボタン操作で行います。

一方スプリットセコンド・クロノグラフは、計測用の秒針が2本重なっており、スタートすると2本同時に動き出します。スタートストップとは別の「スプリットボタン」を押すと、このうち1本の秒針だけが止まり、もう一度押すと、止まっていた秒針が動いている針に追いつきます。

スプリットセコンド・クロノグラフは、通常のクロノグラフよりもさらに複雑で、設計にも組み立てにも、非常に高度な技術が必要です。

 

ロレックスでも、デイトナにクロノグラフが装備されており、クロノグラフ自体は珍しくありません。ですがスプリットセコンド・クロノグラフはほとんど作られてきませんでした。

ロレックスは実用性が第一としてきました。複雑かつクロノグラフ以上に実用的とまではいかないスプリットセコンド・クロノグラフは、ロレックス製品との相性が良くなかったのかもしれません。

 

  • 高額ランキング第4位:約4億円 ザ・レジェンド〜コスモグラフ・デイトナ

ザ・レジェンド〜コスモグラフ・デイトナhttps://www.hodinkee.com/articles/gold-oyster-paul-newman-daytona-phillips-geneva

レジェンド(伝説)の異名を持つこの時計は、ロレックス愛好者たちが長年追い求めてきた夢の時計だったのです。

ザ・レジェンドはジュネーブのアンティコルムオークションで登場し、世界中にその姿を知られることとなりました。

レモングレーンと呼ばれる、淡いイエローの表面を荒らしたポールニューマンダイヤルと、スクリューロックのプッシュボタンを兼ね備えたゴールド製のデイトナです。

ポールニューマンダイヤルとは、60年代初頭から70年代中頃まで流通していたデイトナ用の手巻きダイヤルです。故ポール・ニューマンが愛用していたことから「ポールニューマンダイヤル」と呼ばれるようになりました。

スクリューロックのプッシュボタンは防水性を高めるためのもの。OYSTERの文字が防水性の高さの象徴です。ザ・レジェンドでは初期タイプのプッシュボタンを装備しています。

 

それまで多くのコレクターや研究家たちの間では、スクリューロックのプッシュボタンとポールニューマンダイヤルを併せ持つモデルは存在しないというのが共通認識でした。しかしその「ないはずのものが過去に製造されていた」として、大々的に取り上げられたのです。

今まで捜し求めてきた夢の時計が目の前に現れたのですから当時の驚きと興奮ははかりしれないものだったのでしょう。落札価格は841,300スイスフラン(4億円相当)。当時としても破格の値段です。それだけ多くの人が求め続けてきた「伝説の時計」だったことが窺えます。

 

  • 高額ランキング第3位:約57000万円 ラストエンペラーの愛蔵品〜オイスターパーペチュアル

オイスターパーペチュアルhttps://www.celebremagazine.world/watches-jewels/the-masterpiece-imperial-rolex-bao-dai/

ベトナム帝国最後の皇帝バオ・ダイが愛用したとされる美しき時計です。

その歴史は1954年に遡ります。

1946年よりおよそ9年にわたり続いていた第一次インドシナ戦争が集結しました。19544月ベトナム皇帝バオ・ダイは和平会議に出席するため、スイスのジュネーブを訪れていました。バオ・ダイはジュネーブ滞在中、多忙なスケジュールの合間にロレックスのディーラーを務めていたクロノメトリーフィリップベガンに足を運びます。

皇帝は「ロレックスが作っている時計の中で、最も珍しく最も価値の高いものを」と注文し店を後にしました。

国を治める皇帝からの注文です。絶対に失敗は許されません。

そこでロレックスが威信をかけて用意したのが「オイスターパーペチュアル トリプルカレンダー ムーンフェイズ」のRef.6062です。

イエローゴールド製のケースとジュビリーブレスレットは、どこにいても存在感を放っています。ダイヤモンドインデックス付きのブラックダイヤルを備えた、皇帝の腕にふさわしいゴージャスな時計です。無事に皇帝に気に入られ、時計は購入されました。

バオ・ダイの死後、2002年に遺族によってオークションに出品され、370,000スイスフラン(約3000万円)で落札されました。

さらに2017年には、ジュネーブのオークションに再び出品され、5,066,000スイスフラン(約57000万円)での落札となりました。

 

ラストエンペラーが所蔵していたというだけで計り知れない価値を持つこのオイスターパーペチュアルですが、1950年代製造とは思えないほど素晴らしいコンディションを維持しています。

永遠の美しさと高貴さを兼ね備えた歴史の重みを感じさせる1本です。

 

  • 高額ランキング第2位:約6億円 世界に1本だけのユニコーン〜ホワイトゴールドのデイトナ

ユニコーン〜ホワイトゴールドのデイトナ  https://uncrate.com/white-gold-rolex-daytona-6265-watch/

2013年、世界的に有名な時計コレクターであるゴールドバーグ氏が、HODINKEEという時計ブログで紹介した貴重な時計の中で、ひときわ異彩を放つものがありました。その時計はブラックダイヤルを持つコスモグラフ・デイトナに見えました。しかし、これまでスチール製、18K14Kのイエローゴールドしか存在しないとされてきた手巻き式デイトナにもかかわらず、その時計は18Kのホワイトゴールド製でした。

時計の発祥は未だに不明ですが、どうやら個人顧客向けの特注品だろうと推測されています。この時計は1970年ドイツのドルトムントのディーラーが、顧客の要望に応えてロレックスに発注したことが分かっています。ロレックスが個人顧客からの要望でオンリーピースの時計を製造することは極めて稀なことです。相当な影響力を持つ人物だったのでしょう。

なお裏蓋の裏には過去数回に渡り、ロレックスのメンテナンスを受けた痕跡が残されていました。それはこのロレックスが、正真正銘本物のロレックスという証です。

謎めいた出生や白く輝く姿、そして何よりオンリーピースの希少性から「ユニコーン」の相性で呼ばれるようになりました。

ゴールドバーグ氏は愛するユニコーンを手放すつもりはありませんでしたが、未来の子どもたちのためにとフィリップスへの出品を決意。

落札価格は5,937,500スイスフラン(約6億円)。

収益は恵まれない子どもたちのために寄付されました。

 

  • 高額ランキング第1位:約20億円 愛の証〜ポール・ニューマンのデイトナ

ポール・ニューマンのデイトナhttps://www.acollectedman.com/blogs/journal/paul-newmans-personal-rolex-daytona

アカデミー賞3度受賞のハリウッドスター・レーサー・食品会社のオーナー…

多くの顔を持つこの人物こそ、歴史にその名を残したポール・ニューマンです。

彼は家族にも恵まれ、優しい妻と3人の娘たちと共に幸福な家庭を気づきました。そんな愛妻からプレゼントされたのが、今回の主役・コスモグラフ・デイトナのRef.6239です。

ポール・ニューマンは贈られたこの時計を10年以上大切に使っていました。

さて1984年、娘のネルさんにボーイフレンドを紹介された時、ポールは彼にこの大切な時計を譲りました。ボーイフレンドの名前はジェームズ・コック。彼はネルさんと破局した後も、ニューマン家の人々との交流を続け、友好的な関係を築いています。

1990年代、あるイベントで見知らぬ日本人から「ポール・ニューマンだ」と指摘され、この時計の出所を調べたそうです。そこではじめて時計の真価を知ったのでした。

2017年ジェームズ・コック氏は大切なこの時計を手放すことにしました。

ポール・ニューマンは自分のために、大切にしていた時計を贈ってくれました。今度は自分が誰かのためにこの時計を使いたいと考えたそうです。

オークションでの落札価格は17,752,500USドル(約6億円)になりました。2021年の現在でも、この落札価格を上回るロレックスは出ていません。

なお収益は慈善団体に寄付されたそうです。

 

  • まとめ

まとめ

ロレッックス世界高額ランキングを1〜5位までご紹介しました。どの時計にも興味をそそる素晴らしい歴史が隠されていますね。

今お手持ちのロレックスにも、そしてこれからあなたが手にいれるロレックスにも同じことが言えるのです。時計はそれを持つ人が歴史を刻みます。あなたのロレックスにも素晴らしい歴史を刻んでいきましょう。