エルメスのバーキンorケリー どちらを選ぶ?
高級ファッションブランドの頂点とも言えるエルメスの中でも圧倒的な人気を誇るのが「バーキン」と「ケリー」です。知らないものはいないであろうエルメスの代名詞「バーキン」。モナコ公妃が身に付けたことで知られるバッグ「ケリー」。どちらもエルメスを象徴するアイテムですが、パッと見はよく似ているので違いが分かりにくいかもしれません。
今回はエルメスの「バーキン」と「ケリー」の特徴やその違い、オススメシーンなどをご紹介します。
バーキンとケリーの違いとは
バーキンの特徴
バーキンは非常に収納力に優れたバッグです。
そもそもバーキンが生まれた由来は、カゴに荷物を詰め込んでいたジェーン・バーキンに使いやすいバッグをと開発されたことにあります。「どんなものでも収納できるように」とのジェーン・バーキンの理想を叶えるために、高い収納力を備えているのです。
そのため、内部には仕切りがなく、なんでも中に詰め込めます。フラップの中に折り込んで、トートバッグのように使えることも特徴です。バックを開閉することなく荷物を出し入れできます。
バックフロントにはオープンポケット、背面にはファスナーポケットが付いており、カギや小物の取り出しも簡単です。
ケリーの特徴
フラップがついた台形型のバッグで、フラップにはエルメスの特徴的なカデナが付いています。型崩れしにくいかっちりしたフォルムで、床に自立できます。見た目を最優先して作られており、外ポケットなどは一切ついていません。マチの調整もできないので不便に感じることもあるでしょうが、そのぶんシンプルで美しい姿をしています。
ケリーはもともと「サックロア」という名称で乗馬サドルを収納するバッグとして誕生しました。移動手段が馬から車へと変化したことに合わせて、サックロアは小型化することに。「ケリー」に名称が変わったのは、モナコ公妃であった「グレイス・ケリー」が使用したからです。これを機に、モナコ王室の許可を得てサックロアからケリーへと改称しました。
縫製の種類が2パターンあるのも特徴の一つです。内縫いは全体的に優しい印象を与えます。対して外縫いはシャープなデザインです。
共通点について
両方とも「フラップ」と「クロア」でバッグを開閉する仕組みを採用しています。他にもカデナやクローシュのデザインが共通しています。何より両方とも非常に丈夫で長く使えます。革製品で身を立てたエルメス社だからこそなせる技です。
ハンドルの違い
バーキンにはハンドルが2本ありますが、ケリーはハンドルが1本のみです。ケリーのハンドルの芯は6枚もの革を使用しているため、手を離しても自立して美しいシルエットを保ちます。
ポケットの違い
バーキンはフロントや背面にポケットが付けられた大容量のバッグです。しかしケリーは美しさを優先し、外側にポケットなどは付いていません。
ストラップの違い
25以上のサイズのケリーにはショルダーストラップが付属しています。徒歩移動で活躍しそうですね。一方のバーキンには付属していません。大量にモノを入れる前提なので、肩ではなく腕で支えるバッグとして作られていると伺い知れます。
そのほかの違い
バーキンは大量の荷物を持ち運ぶためのバッグですので、使いやすいよう設計されています。荷物の重量に耐えられるよう頑丈な作りですし、マチの調節もできるようサイドにはベルトが付けられています。たくさんの荷物を入れてもフラップが広がらないように、クロアとカデナで抑えられるようになっています。
一方のケリーはワンハンドルで見た目がスッキリしたエレガントなバッグです。マチの調節もできず収納力も比較的劣りますが、コーディネートに落ち着きと品を与えてくれます。まさにケリーはアクセサリーの一つのようなバッグと言えるでしょう。
どんな場面にオススメ?
カジュアルな普段使いにバーキンを
バーキンは収納力と機能性が抜群です。Tシャツとデニムのようなカジュアルな装いでも浮かずに使用できます。
そもそもバーキンはその誕生のきっかけのとおり、アクティブで自立した女性のためのバッグです。いろんなものを詰め込んで、どこへでも持ち運べるバッグ、それがバーキンなのです。毎日の通勤や休日のショッピングなど、普段使いにお使いください。
ビジネスやフォーマルシーンでケリーを
モナコ公妃が使用しただけあって、ケリーは上品でフォーマルな印象を漂わせています。ケリーはエルメス社がバッグの美を追求した先にたどり着いた作品でもあり、美しさは折り紙付きです。そのぶん使いづらい点も。バッグの中にはそれほど大量にモノを入れることができず、開閉も丁寧に行わなければいけません。
しかし逆に捉えれば、見る人からすれば非常に優雅で落ち着いた印象を与えるということ。ワンハンドルである点もフォーマルなイメージになることから、入学式や結婚式のようなフォーマルシーンで大変重宝します。商談のようなビジネスシーンでも、落ち着いた女性を演出したい時のコーディネートに役立ちます。
バーキンとケリーはどちらが高い?
どちらも新品はほぼ手に入らない
バーキン・ケリーともエルメスを代表する2大アイコンであり、知名度もブランド名に匹敵するほど。どちらのバッグもサイズや素材などのバリエーションが豊富で、いくつでも手に入れたいアイテムです。しかし、新品は非常に入手困難なことでも有名です。正規店に突然買いに行っても売ってもらえないこともしばしば。「何度も通ってようやく手に入れた」との声があちこちから聞こえてきます。新品を手に入れるなら、並行輸入品をエルメス専門店から購入するか、ネット上で購入するかくらいしかありません。
両バッグはその人気と入手困難なことから、新品より中古価格の方が上回ることも頻繁に起こります。キズがなく美品であればあるほど値段は跳ね上がります。それでも購入する方がいるのは、それほどに新品を入手するのが難しいからです。
日本でバーキンやケリーを手に入れたいなら、リユース品を購入するのが手っ取り早くてオススメです。
バーキンの中古価格の一例
- 35 クシュベル/トワルアッシュ 美品 1,310,000円
- 30 トレサージュ スイフト 新品 2,000,000円
- 25 スイフト 新品 1,848,000円
「新品」とあるのは、正規店で購入して使用せずに売却されたバッグのこと。バーキンは人気の高さから、購入時より高値で売れることもあるのです。そのため、ブランド品中古専門店にも「新品」が流れてきます。
ケリーの中古価格の一例
- 32 ギリーズ スイフト/トゴ 美品 1,317,800円
- 25 スイフト 美品 1,200,000円
- 28 キャンディ エプソン 美品 1,400,000円
ケリーも中古品であっても100万円を切りません。使用感によっては新品より安く手に入れることもできますが、やはり使うならキレイなバッグにしたいもの。使用感と価格をしっかりチェックしてお気に入りのアイテムを選んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
エルメスのバーキンとケリーは、誕生した背景が全く異なることからもわかるように、適した用途が違っています。普段から持ち歩いてたくさん荷物を入れたいならバーキンを、カジュアルな装いの際にはケリーを使いたいものですね。
両方のバッグをいくつか手に入れて気分に合わせて使いわければ、あなたもエルメス上級者です。
また、現在ご自宅に眠っているブランド品をお持ちの方は、ぜひ当店へ買取のご相談を!
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